浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

学校現場で起きていること

いくつかの小学校のクラス、発達級を見学にしてきた。

発達障がいについては、数年前に比べると認知度はぐっとあがってきた。先生方は一生懸命対応してくださってはいるけれど、学校現場は大変な状況だ。


ある学校の1年生。
1クラスの人数が20数名だが、支援の必要な子はいる。しかし、多人数学級ではないため支援員はつかない。先生一人で外に出てしまったり、席を離れる子どもの対応に苦慮していた。

ある学校の発達級では、
2人に1人の先生がついてはいる。しかし、1人は自傷行為も心配なお子さん、もう1人はふらっと外に行ってしまうお子さん。窓から乗り出してたりするので、ついていないといけない。学校中で対応しているが、他にも支援の必要なクラスがあり、手が足りないと校長先生は語ってくれた。


学級の人数を原則に教師や支援員を配置する方法だけでは、現場はやっていけない。
新学期になって、柔軟な加配ができる仕組みはないだろうかと思う。


浜松市では、中学校には緊急支援派遣の5名分の予算はついている。(平成14年9月議会、鈴木恵一般質問)
同じように、小学校にも必要な時がきているのではないだろうか。


また、6月29日は、発達障がいの子どもたちの保護者と支援者による「意見交換会」(アクティブ主催)に参加した。5年目になり、毎年参加させてもらっている。

今回、私的に課題だと思ったことは、就学前の保護者支援は発達相談支援センターや子育て広場の設置でずいぶん充実してきたが、小学校に入ってからの保護者支援が少ないことだ。

保護者、それも母親だけが一人で抱えていて、「辛い」状態になっているケースが多い。しかし、学校だけでは、そうした保護者を支援するのは難しい。


今月末に、関係機関の皆さんとその課題について、円卓会議をすることになった。