浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

公園予定地を農園に!

総務委員会の視察で、仙台市に来ている。


政令指定都市の調査研究機能、シンクタンクが調査項目だ。そのシンクタンク「仙台都市総合研究機構」、他の自治体シンクタンクと大きく異なっていたのは、ただ単に調査をし、報告書にまとめることで終わっていないことだ。


昨年のテーマであった「杜の都に田園資源を活かす研究」の提言のひとつである「仙台駅東第二土地区画整理事業内の公園予定地を農園スペースにする」を報告するだけでなく、実際に始めちゃっているのだ。(実験事業という枠組みだが)

25年経っても終わらない区画整理事業は、地域住民と行政の間に大きな溝ができ、住民は行政に対して不信を募らせれていた。その中にある公園予定地を2年間という限定利用で、農園にする実験事業が進むにつれて、地域住民とのコミュニケーションが徐々にだが、進んできたというのだ。シンクタンク職員、市民研究員、農業高校の高校生などの第3者が入ることで、コミュニティづくりができるのではないかという仮定のもとの研究だ。
(こういう考え方、いいよね)

浜松にも、都市計画道路用地など計画はあるけれど、まだ事業化されていない用地はたくさんある。それをこうした「コミュニティファーム」として、希薄になってしまったコミュニティのつながりを回復し、街の活性化になるのではないだろうか。