浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

中途半端じゃないの?

2月議会に、市職員の手当の改正案が出た。

手当の見直しをすることは評価ができるけど、今回の持ち家の住居手当の見直しは、いけません。

従来の浜松市の場合、住居手当として持ち家の世帯主に対して、月額6200円を支払っていた。それを今回、国と同額の2500円とし、支給期間を同様に最大5年間とする。ここまではいい。

しかし、今回の改正案には、経過措置がついていて、その経過措置に納得できない。

本来ならば、5年が経過している家については、新年度からゼロということでなるはずだよね。それが、持ち家のすべての世帯主に19年4月1日から5年間と限定し、毎月2500円を支払うというのだ。つまり、旧浜松市の職員で、すでに5年以上経った持ち家、それがたとえ30年間経っていようとも、今後5年間毎月2500円が支給されるのだ。激変緩和策との理由だそうだが、それならば5年以上経っている持ち家の世帯主には、5年間で段階的に0にすべきではないだろうか。

また、旧浜松市、旧浜北市、旧天竜市は、国とは別に独自で出していたのだが、他の町村では、国と同様に、5年で打ち切りとなっていた。しかし、今回の改正の経過措置で、打ち切られていた、5年以上経った持ち家のある旧町村職員に対しても、月2500円が支払われ、住居手当が復帰する世帯がでてくるというのだ。委員会の担当課の答弁では、住居手当が復帰する世帯数は、最大で900人くらい。また、復帰する分の予算は増加するが、2500円への引き下げによって、7000万円の削減効果があるから、一定の行財政改革となっていると答弁。

え、え、ちょっと待って。

 900人の住居手当が復帰することを計算すると、1年間で2700万円、5年間で1億3500万円もの支出となる。せっかくの国に準拠してという立派な見直し案が、これでは中途半端だし、おかしい。
 行革をやるからには、きっちり、市民に説明ができるようにすることが大事じゃないの。

 だから、私はこの改正案に反対しようと思う。