浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

親の気持ちと子どもの気持ち

子どもがトラブルにあうと、親は自分の子どもの頃のことが、否応無しに思い出されてくる。

学校が荒れていた中学時代を送っていると、どうしても学校不信の気持ちがむくむくと出てくるようだ。
先生との関係が悪かった人は、教師不信はなかなか抜けられない。
ひどいいじめにあったことがある人は、子どもがいじめにあったことを知ると、自分のいじめがフラッシュバックして出てくることもあるようだ。

そうした反応が時には、子どもの気持ち以上に親の気持ちが前に出てきてしまうことも。

親からの相談にのるときには、その点に気をつけて聞く事にしている。

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自分もそういう経験がある。


4月末、息子がアメフトの試合で左膝の靭帯を切るという大けがをした。そのことを聞いたとき、自分が高校時代、バスケの試合で同じ左膝の靭帯を損傷したこと、その後それによって辛い日々を送ったことが思い出され、子どもの気持ちはどこかにいって、自分はその頃の辛い気持ちでいっぱいになってしまった。何をさておいて、子どもに会いにいこうとしたり、毎日電話したり。。今思うと子どもの不安を煽っていたかも。

自分は、靭帯が損傷しているかもとわかったのが、入院して3ヶ月後。入院中なんで歩けないのかわからず、このまま歩けないのではと将来を悲観してしまっていた。そんなことが次から次に思い出されてきた。息子までそんな辛い思いをするのだろうかと思うだけで、涙が出てきた。

その後、子どもから今の医療なら手術をし、リハビリをきちんとすれば、運動も再開できることを理解し、ようやく落ち着いてきた。

来週息子は手術する。この機会を利用して、辛かった高校時代の思い出から卒業したい。