浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

全国各地の議会改革を学ぶ

1日、2日、市民と議員の条例づくり交流会議2007に参加し、全国各地の議会改革の実態を学んできた。

議会改革というと、定数削減、政務調査費の使い方だけで終わらない。

今回、報告があった議会は、議会そのものをどうしていくかという根本的な問題を目をそらさず、
そこから改革しようとしている。

●討議できる議会
●市民が参加できる議会
●開かれた議会   
  に向けて、全国各地の議会が取り組んでいる。

今回報告あった中では、伊賀市の取り組みが興味深かった。

合併や不祥事などのピンチに、チャンスに活かしたそうだ。
安本美栄子議員が政務調査費を透明化、基本条例の制定、を公約に議長に立候補

その公約を実行するために、議会のあり方委員会を設置し、
まず、83団体、約500名の市民に議会への苦言を聞きにいったそうだ。

途中で1人議員がリタイアするほど、多くの苦言をいただいたようだ。

その流れから、議会基本条例を制定していった。
1/3の反対があったが、何とか成立。

特徴としては
.1 市民との意見交換の場である「議会報告会」の設置
 2.市民に分かりやすい議会議論並びに審議論点の明確化のため「一問一答方式の導入」と「行政への反問権の付与」
 3.政策の公正、透明性の確保と議会審議での論点情報の形成のため、行政に対し「情報の発生源など7項目」の提出を求める
 4.二元代表制の一翼を担う議会としての共通認識の醸成を図るなどの「政策討論会」の設置
 5.常任、特別委員会などの活動の一環として「出前講座」の設置
 6.議案に対する「議員の対応」の公表
 7.議員の定数、報酬の改正は、議会自ら説明責任を果たすため「議員提案」を行う


条例が制定されたことによって、市民の目線が変わっていった。
それは、住民と一緒につくった条例であって、地域の規則だということが徐々に浸透していった。

伊賀市議会基本条例
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他にも、今回多くの事例が示された。
例えば
●特別委員会をプロジェクト型とし、1年間の達成目標を決める。条例化も目途に(三重県
●請願・陳情した市民に説明する機会をつくる
参考人制度を上手に活用し、議案審議や委員会審議に参考人の意見を聞いていく
三重県議会では、博物館構想などのテーマに政策討論会をしている
●議会主催の報告会、ミーティングなどを開いている
●質問は一問一答方式


三重県議会の議会改革
栗山町議会改革


浜松では、まず議会改革が必要というコンセンサスが必要かな。

この4年間で議会改革を前に進めていきたい。