浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

長野県須坂市その1/保健政策

長野県須坂市に3つのテーマを持って視察に出かけた。

●長寿県である長野県の中で、50年前から実施されている「保健補導員」制度を含む充実した保健制度
●質問の対面式や一問一問方式の導入、委員会審査における「討議」の採用、参考人制度の活用など先進的な議会改革
●「蔵のあるまちづくり」など、魅力的なまちづくり


須坂市は、長野県北東部に位置する約5万3千人の市。かつては製糸の町として栄え、今は電子機械工業と風光明媚な観光の街だ。



保健補導員制度は、昭和33年から「一家にひとり保健補導員」をめざして、「自分の健康は自分でつくる」健康都市宣言の重要な担い手になっている。区長からの推薦、2年限り、再選なし。基本を学ぶことから始める。
すでに6000人以上が経験をし、約4600人がOBとして、介護予防のボランティアや食生活改善推進員などの活動している。

実際に体験して学んでもらう研修の他に、各種検診を自分の受け持ちの地域全戸に配布、受診の進めをしている。赤ちゃんや高齢者にいるうちへの家庭訪問なども実施しているそうだ。

須坂市のような区長から推薦スタイルは、浜松は難しいだろう。しかし、健康について学びたいという人たちは多いはずだ。ヘルスボランティア制度はどのように活用しているのだろうか。

須坂市の担当の方が「戦略的に考え、作戦を練り直す」と語ってくださり、感心をした。