浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

浜北区・宮口のまち歩き

浜北区の宮口のまちを「宮口まちおこしの会」のみなさんに案内されて、歩いてきた。
宮口は秋葉街道の通っていた古い町。

宮口の町並みは珍しく、一軒の間口は7間にそろえられている。家の後ろには、防火、灌漑用の用水、屋敷の真ん中には中堀が通っている。
また、庚申寺からのメインストリートが昔では珍しい7メートル幅もある。

こうした整然とした町並みは江戸時代末期にはあったようだ。

今でもそうした面影が感じられるまちで、酒づくり、屋台づくり、染色などの職人さんもいる。
お酒づくりは、花の舞。工場の回りにはぷ〜〜んとお酒のいいにおいが漂う。
屋台は、浜松まつりの屋台もつくられている。
染色は、全国の消防団の半纏はほとんどここで染められているという。

ここには、庚申信仰の拠点となる「庚申寺」があり、宮口は庚申信仰が強い地だったようだ。
庚申信仰とは、もともと中国の道教からきた思想で、60日ごとにめぐってくる庚申(かのえさる)の日には、人間の中に3しの虫が抜け出して天帝に、その罪科を告げられ、命が奪われるというので、その夜は眠らずに身を謹んでいなくてはならないという延命長寿の思想だ。

今でも2ヶ月に1度「庚申請」が行われているところがあると聞いて、びっくり。

まち歩きの後は、「宮口まちおこしの会」のみなさんと、新酒を飲みながら意見交換。

宮口は母の実家のあるところだが、今までこうした地域だったとは知らなかったな。
発見のある素敵なまちだった。