厚生保健委員会の現地視察で、県西部医療センター附属診療所/PET装置、浜松市リハビリ病院、県西部医療センターに行った。
地域医療を支えている現場を行き、直接医師、看護士から話を聞く機会は、大変貴重で、議会の議論にしっかりと活かしていきたい。
医療センタ−では、産婦人科医から「浜松では産科難民にさせません」という頼もしい言葉を聞き、行政もそれに対してしっかり答えなくては。。
さて、リハビリ病院は、今年度リハビリ専門医が相次ぎ退職をし、医者の確保が難しくなり、正常な医療業務ができない状況が続いていた。
そこで、管理運営を現在の医療公社から、市内8病院のうち唯一管理運営する意思があると回答した聖隷病院へ変更するとの話が出てきている。
公的病院としての使命「どんな人でも医療を受けられる」を管理者が移っても担保できるようにするために、きちんとした仕様書等ができたかどうか、2月議会でもチェックしたいと思う。
医療公社については、11月議会で地方独立行政法人化にしたいとの議会答弁があったところだ。
経営の責任と権限が明確になる、公的病院としての医療や健全な経営が制度的に担保されるなど方独立行政法人化すると効果があると言われている。その一方で、いくつかの課題がある。
●管理部門の肥大化
外部委託をどう進めていくか。
●不良債権の解消
地方独立行政法人への移行に当たっては、累積欠損金と不良債務の解消が基本となっているが、どうしていくか。
これまでの委員会での審議から、累積赤字は3億円、今年度は約5億円の赤字になるではとのこと。
●退職給付引当金の確保
本陣かで義務付けられる退職給付引当金(概算42億円)をどうするのか。
写真は、脳専用PET/全国でひとつしかないタイプ。