授産所にダウン症の子どもさんを通わせているお母さんから聞いた話だ。
自立支援法になって、 「利用実績払い(日払い方式)」の導入された。施設にとって、利用者が休むと収入が減ってしまう。また、施設の職員も休んでも、利用者を受け入れることができなくなると、収入が減ってしまう。そのため利用者側も気を使って、どんなにしんどくても休めない。職員もしんどくても休められないという状況になってしまっているそうだ。
そんななかで、職員はインフルエンザで体調が悪いにもかかわらず、休みに休められず、仕事に出ていき、結局利用者にインフルエンザをうつしてしまう結果となってしまったそうだ。
また、利用者が1ヶ月22日通わなくては施設の利用料確保にならないため、お正月など長期休みがある時などには、土日も出てこなくてはならない状態になるという。
働いている人たちにとって当たり前の「有休」という制度が、授産所に通う障がい者や職員にないというのはどういうことなんだろう??
福祉の場で働く人が減ってきている。