浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

最近会った人/パート2

浜松在住のGID性同一性障害)当事者の方が事務所を訪ねてきてくれた。

親や職場にもカミングアウトをし、生活をしているが、まだまだ浜松では理解がなく、嫌な思いをしたり、苦労していらっしゃることを聞いた。

GIDに関しては、2004年GIDしずおかの方と一緒になって、市長へ「性同一性障害をかかえる人々が普通にくらせる社会環境の整備を求める要望書」を提出した経緯がある。公文書や選挙の入場整理券などの性別欄の削除など一定の成果を出すことができたが、「理解の促進」に対しては、まだまだだったと反省。


「自分らしく生きていいんだ!」と誰もが言える社会をめざして


性同一性障害とは、精神的な性別と生物学的な性別が一致しないために、その食い違いに苦しむ状態を言う。そのため、当事者は医学的、心理的、社会的、家族的、また経済的な諸問題を抱えている状態にあり、そのような種々の問題の中で特に戸籍上の性別と実生活上の性別が異なることにより、就職の際・アパートの賃貸時・医療を受けるときなどの際困難さを伴う。結果として、正社員として雇用されることを断念しアルバイトとしての就労に甘んじたり、十分な保険医療を受けることができず命を落とした当事者がいるなどの深刻な事態を招いている。
 これらはいずれも提示する証明書類上の性別と社会生活上の外見の性別が異なるために発生している。さらに、社会に適応する上で性同一性障害の治療を受ける場合にも、そのほとんどの治療が健康保険適応外であり、就労が困難なことも相まって、経済的にきわめて重い負担を当事者は強いられる結果となっている。