浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

重要な計画なのに、聞き置くだけ?

議員9年目になるけど、不思議だなと思うことはなくならない。

今日の厚生保健委員会の議題は、3つの計画(ひとり親家庭等自立支援促進計画、食育推進計画、障害者計画)のパブリックコメントの実施についてだった。

計画の中身そのものに意見を言って、計画をよりよいものに変えていきたいと意気込んでいったけれど、「それは、○○会で検討します」とか、「これはこうなっています」とかという答弁ばかりで、聞いていてじりじりしちゃう。

市政には、いろいろな計画があり、それをもとに動いているはずなのに、ちらっと見せて、ちょっと意見を聞いて、おしまい。
議会用語で、それを「聞き置く」という。

今回は、特に障害者計画の中の「相談支援体制」の充実を具体的にイメージできるようにしたかったけれど、あいまいなままで、十分とは言えないものに終わってしまった。(まだあきらめてはいないが)

今のところ浜松市議会では、計画は「聞き置く」ものとなっているため、最後までしっかり詰め、約束させ、その上で通す(採決)という流れにならない。
(うぅ〜〜、もやもやする〜〜)

さて、地方自治法第96条の2で「条例で普通地方公共団体に関する事件につき議会の議決すべきものを定めることができる」としている。

地方分権が進んでいく中で、議会の果たす役割も大きくなっている。だからこそ、市の政策を決定していく段階で、議会はもっともっと積極的に関与すべきであると私は思う。そのために議会での゛議決事項を条例によって増やし議会も責任を負うべきだと思う。今の議会の質でできるのかという厳しい声も聞こえそうだが、いつまでたっても市当局の追随機関では「議会なんていらない」ということになってしまうだろう。