「モザイカルチャー」って知ってる?
浜松では、2006年の7月に突如として、浮上してきた言葉だ。
「浜松インターナショナルモザイカルチャー2009」を平成21年にはままつフラワーパークをメイン会場に開くというもので、議会へは、予算の事前執行(議会の議決を待っていると、間に合わないので、委員会で了承を得て、事前に予算執行をすること)されて出てきたのが最初。
突如として、提案されたことも驚いたが、その後も驚く事ばかりだ。
*モザイカルチャーとは、いくつもの花や緑を組み合わせ、その色合いや特性をいかしながら、モザイク状・幾何学状に配置し、形をつくりあげた作品。
浜松インターナショナルモザイカルチャー2009は、その国際コンテスト。
目的は
●浜松の名を国内外に情報を発信する
●花と緑のまち・はままつを推進する
●富士山静岡空港を見据え、本市への観光誘客を図る
平成18年当時の資料を見ると
総事業費 7億円程度
来場目標/メイン会場 フラワーパーク(有料) 28万人
サブ会場 中心市街地(無料)80万人
約108万人
誘致経費/9月補正 2500万円(事前執行)
2月補正 2400万円(事前執行)
担当課/中心市街地活性化事務局
それが平成19年度になると
総事業費 7億円→13億円
(そのうち浜松市負担金4億円)
入園者数 メイン会場 28万人→50万人
サブ会場 80万人
平成19年度事業費/7200万円
担当課/商工部 都心政策課
それが平成20年度になると
総事業費 23億円(市負担分 4億円)
関連整備事業費 9700万円(全額市負担)
周辺道路整備 1億円(全額市負担)
人件費(市職員) 17人分
入場者数 80万人(市長、2月議会の答弁にて)
担当課 企画部 国際モザイカルチャー課
*総事業費があがっている主な理由は
製作委託料1億8千万円→出展料10億2千万円
数字を見比べてもらうとわかるように、どんどんふくらんでいるのがわかるだろう。
市の負担も、いつの間にか、関連整備事業や周辺道路整備が入ってきている。
また、職員を増やさないという中で、この課だけは大幅に増員されている。
行政って、一度始まってしまうと相当なことがない限り、止まらない。
やるからにはとなり、どんどんふくらんでいく。
黒字になったら、どう配分するの?
赤字になったら、どこが補填するの?
*「浜松インターナショナルモザイカルチャー2009」は、来年(平成21年)9月19日から11月23日までの66日間、はままつフラワーパークをメイン会場で開催される。
http://mih2009.com/index.html