浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

水窪・大野の山桜

水窪町の街から車で20分。山間の小さな集落、大野地区に伺った。
昨年夏以来の訪問になる。
その時、私に水窪音頭などを紹介してくれたおじいさんがなくなったと聞いた。
山の暮らしのこと、もっと話を聞きたかったなあ。ご冥福を祈ります。

 大野地区は、約25戸世帯くらいの小さな集落。独特の文化(郷土食、農業、
冠婚葬祭など)を維持している。過疎化、高齢化の進む地域だけに、他の地域を
含めて、しっかり現状調査をしていく必要があろう。また、生かしきれていない
地域資源をどうしていくか、「地域コーディネーター」のような職が欲しいのではないか。



以前大野分校が建っていたところに、高さ1.2m、樹齢150年以上の山桜が本当に見事に咲いていた。
ソメイヨシノより、花は小さい。花びらではなく、花の形のまま散っていく。
街の桜もいいけど、山の桜もいい。

地元の人たちの宝物で、先週の土曜日にはお花見を楽しんだという。

ちょうど通りかかった地元の人が、「台風で枝がやられてしまって、今後心配」と言われた。

そこで、公園課に頼んで、樹木医さんらに見てもらった。
この桜は、エドヒガン(江戸彼岸)という樹種。ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種ということなので、ソメイヨシノのお父さんって感じかな。

樹木医さんに見てもらった結果。折れた木は何も手を加えない方がいいとのこと。
一安心。根元に土を盛らない、周辺を踏み固めないことを注意した方がいいとのことだ。

さて、合併した地域には、こうした銘木、巨木がたくさん存在する。こうした樹木を
市全体の宝として、大事にしていく仕組みをつくっていきたいものだ。