浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

決算を活かすには

夕張市の破綻以来、議会の役割、特に決算審査の重要性が様々なところから、指摘されている。

浜松市の決算委員会は、私が議員になった時は11月議会内で審査していて、次の予算に反映するには間に合わない時期にしていた。ここ最近は、10月終わりと早くはなってきたが、予算編成への反映にはちと遅いかな。また、決算は特別委員会で審査され、委員は全議員の中から10数人しか審議に加われない。3日間しか審査期間がないため、夜遅くまで審査が続いてしまうなどの課題も何度か議会内であがっているが、なかなか解決できていないのが現状だ。

さて、議会改革の先進地である「三重県」は、平成19年度から予算決算常任委員会で予算決算を総合的一体的に審査・調査をしている。委員会の定数は、議長を除く全ての議員。補充説明、総括質疑は、全員参加の委員会で審査し、詳細については、6つの分科会を置き、審査する。その後、報告・採決を委員会でするようになっている。

決算の審査は、二元代表制のもと、市長から提出された決算認定を審議の上、認定か不認定かを議会が決める。しかし、決算審議は、単に財務事務の適正を確認するだけではなく、事業の成果を判断し、その年の予算執行やその次の年の予算編成に反映させていくことも大きな目的のひとつだ。

今年の決算委員会は、昨年度同様の特別委員会方式、3日間と決まっているが、その中で、事業評価の視点、予算への反映という視点を意識して、準備していこうと思う。

みなさんにわかりやすい言葉、数字で浜松市の決算を語れるように、頑張ります。

*議会改革はいま〜市民自治体をめざして〜
 7月27日 法政大学市ヶ谷キャンパス