浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

どういうこと!!!

どういうことなんだろう。

27日の新聞に、昨日の市議行財政改革推進特別委員会で、「市長から市の基本構想を見直すように指示をいただいている」との市側の発言のやりとりを質す議員発言についての記事があった。
  *基本構想とは、市の総合計画の基本構想。浜松市は平成19年度から8年間の基本構想を議会の議決を経て、決定されている。  

え、え、え〜〜。

6月4日の本会議で、市長は私の質問に市長は「基本構想をただちに見直すつもりはない」と明言しているのに〜〜〜〜。

本会議というのは、もっとも「公の場」。そこで市長が明言したことを、数ヶ月で覆すということはどういうことなんだろう?

朝から、その???が解けない。

特別委員会で委員のひとりが、「基本構想に市長が手を入れることにしたのか」と確認したようだ。あの時の市長答弁を聞いていた人なら、皆???と思うのはごく普通なことだ。

それにしても「基本構想見直さないのか」という質問した人に、説明しにこないのはどういうことなんだろう。本会議の答弁を「ないものにする」つもりなんだろうか!!


私は、基本構想を市長の方針にあわせて変えることに大いに賛成だ。だからこそ、市長に「変えようよ」と提案したのだ。しかし、「ただちに見直さない」との答弁。その答弁を聞いて、正直がっかりした。

それが、行革審から言われたことで覆ってしまうって、どういうことなんだろうか。

私は朝から???が離れられない。

市民から民主的な手続きで選ばれた議員より、附属機関の行革審の方が上なのだろうか?

私はわけがわからない。





<参考に>6月4日の本会議の議事録より


(めぐみ質問)

今後の市政運営の基本となる総合計画について伺います。市長は、合併前の12市町村を重視するクラスター型から、ひとつの浜松へとかじをとってきました。しかし、総合計画の基本構想はそのままです。総合計画の基本構想は、浜松市を総合的・計画的に運営していくための基本理念や将来像を定めた都市づくりの活動指針です。第1次総合計画は多くの市民参加により策定され、都市の将来像を技術と文化の世界都市・浜松、環境と共生するクラスター型都市・浜松と定め、議会の議決を経て、平成19年度から8年間の期間で動いています。さて、市長は、この第1次総合計画がスタートして間もない1カ月後に就任なされました。就任後公表された戦略計画2007で、突如、都市の将来像が「市民協働で築く、未来へかがやく創造都市・浜松」と新たなフレーズになっていました。昨年の9月議会で私が市長に、戦略計画は1年ごとに更新する計画だ。都市の将来像がころころ変わるのはいかがなものか。きちんと位置づけたらどうかと質問したところ、当時の企画部長は、戦略計画2007の将来像は、議決を経ている総合計画の都市の将来像、それの目指す範疇を逸脱することはないと答弁されました。そこまでで前回は議論が終わったわけですが、その後、市民や職員への明快な説明がないまま現在に至っています。そのため、現場にさまざまな影響や混乱を与えています。市のよりどころはどこなのか、わからないのです。環境基本計画は、基本構想ではなく、1年ごとに変わる可能性のある戦略計画をもとに計画を策定しました。教育総合計画は、策定1年しかたっていないにもかかわらず、計画策定の基礎となる趣旨の部分を実施計画である戦略計画で見直しをしてしまいました。さきの事業仕分けでも、外部の仕分け人の1人から、浜松市クラスター型を目指しているんでしたよねと質問されていましたが、答弁ができませんでした。議決を経ている将来像があるのにもかかわらす、市の重要な計画である基本計画の目標に議会の議決を通っていない将来像を掲げるのはいかがなものかと思います。何をよりどころにするかを明快にするのは市長の責任です。とはいえ、市民参加や議会の手続を考えると、見直し、変更に時間がかかることは十分理解できます。そこで、基本計画である都市経営戦略の前期が終了する平成22年のその際、基本構想も同時に検討、見直しをしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。

鈴木康友市長答弁)
 都市の将来像については、戦略計画2007において、「市民協働で築く、未来へかがやく創造都市・浜松」を掲げ、新たな価値や人材、技術、文化を生み出し続ける産業文化都市として、また世界の人々や情報が行き交う世界都市として、市民生活の中に豊かさが感じられる創造都市の実現を目指すこととしております。戦略計画は平成19年3月に皆様の議決をいただきました基本構想の考え方を踏襲したものではありますが、新たな市政運営の考え方やマニフェスト項目を十分反映させるなど柔軟な対応をとらせていただきました。現時点では基本構想を直ちに見直す考えはございませんが、平成23年度から26年度までの後期都市経営戦略の策定に当たり、この計画の中に将来像を位置づけることを検討してまいりたいと考えております。