浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

将来に向けて、子どもの就労体験

  〜任せることが大事〜

子どもを働く自立した一人前の大人にするのって、今の世の中意外と大変。

子どもの世界から、大人の働いている社会は見えにくいので、将来の働く姿を子ども自身想像しにくい。夢を描けって言われても、テレビで出てくるような華やかな職業くらいしか、想像できない。

また、子ども時代から仕事で必要な能力を磨いておくという意識が親にも社会にもほとんどないので、実際に仕事に就いてから困ることも多いみたい。

特に発達障がいのある子どもたちが「税金を納める大人」になるためには子ども時代からその子にあった支援方法を見つけておいたり、すぐれた能力を見つけておくことが必要なんだ。


「I&J かえるの子応援団」という市民団体は、子どもの将来を見込んで、子ども時代から就労体験を提供している。

先日は、地域の居場所「てまえみそ」(中区中沢町)で、接客&調理補助の就労体験をした。
来たお客さまに「おでん定食」を提供するという仕事だ。私もお客の一人になった。

「I&J かえるの子応援団」は、事前に丹念にシュミレーションをし、一人ひとりの子どもに役割を与える。子ども自身も自分の役割をきちんとわかった上で、その仕事を任せられるので、やる気が感じられる。

お手伝いと、任せられた「仕事」では、大きな違いだ。

「I&J かえるの子応援団」では、自分たちでも仕事をつくり、職業訓練の場や訓練を終えた人たちの受け皿にもなっていきたいそうだ。


イギリスでは、すでに、職業訓練とその受け皿が一体となっている社会的企業が出ているそうだ。障がいのある子どもたちだけでなく、年長フリーター解消にもなりそうな試みだと思う。