浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

国保財政は危機的状況

11日の厚生保健委員会で、昨年度の国民健康保険収入が4億7千万円も足りないとの報告があった。2月議会で、2億円の市債の発行(早い話が借金をする)したばかりなのに、さらにだ。

足りない金額は今年度分から充てるという。

まさしく、自転車操業状態。

国保財政は大変な危機的な状況だ。




社会経済状況の悪化を反映し、今年に入って収納率が前年度より3%も落ちているのが主な原因ようだ。

これまで、企業に勤めていて社会保険に入っていた人が、リストラや派遣切りとあい、国保に変更する。辞めたばかりは払えるが、仕事が見つからない状態で収入がないと、保険代を支払えなくなっていく。それが、保険料収入減となっていく。

さらに、今年度は17.3%という大幅値上げがあるので、さらに払えない人が増えてくるのではないかと危惧する。

担当課からは、収納してもらうように、債券対策課と一緒に収納率アップを図る、払えない人には分納などの相談を受けるなどをして、この危機を乗り越えたいとの説明だった。

しかし、失業中の人が仕事に就かない限り、この状態がよくなるのは難しいだろう。

となると、来年も値上げ?

市民からの悲鳴が聞こえてきそうだ。



抜本的な解決を考えていかなくては。




追加/その後国保財政について国はどう考えているか調べたところ、厚生労働省は2010年度に国民健康保険国保)への公費による財政支援拡充を検討しているようだ。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090429AT3S2401B28042009.html