浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

今度は法政大学へ

今度は、法政大学で開催された「市民と市民と議員の条例づくり交流会議2009」に参加した。

ほぼ毎年参加している勉強会で、他の議会や自治体の新しい動きを得ることができ、大変刺激的。

今回、面白かったのは、
多治見市と小松島市議会の動きだ。



愛知県多治見市
多治見市では、現在第6次総合計画を実行している。
この計画策定は、まちづくりのルール、財政運営のルール、市民参加のルールに基づき行われており、その3つの点について、それぞれ「多治見市市政基本条例」「多治見市健全な財政に関する条例」「多治見市市民参加条例」と条例を設置している。

今回は「多治見市健全な財政に関する条例」についての話だった。

総合計画の規範性を確保するためにつくったという経緯があるそうだ。

独自の4つの指標で財政の健全化をチェックする仕組みになっている。
【償還可能年数】
【経費硬直率】
【財政調整基金充足率】
【経常収支比率】


徳島県小松島市議会

小松島市議会予算決算委員会は、すべての議員が出席。
まずは、総括質疑、自由討議がある。決算では、24の事務事業評価を議員がした。その後議会評価報告書を当局に提出。それを受けて、予算提出時に、当局から改善書を出てくるというサイクルをつくっている。


もちろん、「議会基本条例」は標準装備だ。

その中には、市は重要な政策について、政策等の形成過程の説明をしなくてはならないとしてあるのだ。
その具体的な中身は以下だ。
   (1)政策の発生源
   (2)提案に至るまでの経緯
   (3)他の自治体の類似する政策との比較検討
   (4)市民参加の実施の有無とその内容
   (5)総合計画との整合性
   (6)財源措置
   (7)将来にわたるコスト計算

やはり、議会は市当局と対等に対峙するには、「議会基本条例」は必須だ。