浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

指定管理者制度、あれこれ

指定管理者制度は、平成15年から施行され、浜松でも平成18年度から本格的に実施されている。

今年度末で丸3年となるため、仕切り直しをする施設が多くあり、2月議会に議案としてあがってくる。

そうした中で、いくつか指定管理者をめぐる話題を拾う。

●ある市営のプールでは、指定管理の契約期限がこの3月で切れるので、利用者に回数券を販売しないようにしているという市民からの声があった。指定管理者が異なると、回数券のお金の案分が難しいという理由らしい。市民にとっては、指定管理者が変わることは関係ないこと。大事なのは、管理者が変わっても最低でも同じサービスが提供されることだ。

指定管理者制度導入は、コスト削減と市民サービスの向上なのに、これでは目的が違ってしまう。

3年前にすでに、回数券の問題は提起されていたようだが、それについて協定書などには規定がない。回数券発行は、条例でもうたってあることなんだから、そうした問題が出ているなら、早急に解決方法を考えるべきだったのではないか。
担当部署、指定管理者制度をまとめている担当課などに早速問題提起をした。早急に対応して欲しい。

●知り合いから、飯山市に研修に行ったその報告を聞いた。
飯山では、市職員、観光協会職員自らグリーンツーリズムの営業に歩いているそうだ。それがまた徹底的に実施していて、驚くばかりだったと。

さらに、指定管理者制度を導入している施設についても営業していると。営業してお客が来れば、指定管理料は少なくて済み、最終的には予算の削減につながるという論理だ。話を聞いて、目から鱗。

お客をとってくることで、施設側は職員に感謝する。しかし、自分で営業してきたお客に失礼なことをしないように、職員は施設やサービスに目を配る。そのため、いい緊張関係が生まれる。

シティプロモーションと言われるけれど、市長だけがトップセールスするだけでなく、職員も営業パーソンにもなっていくといいんじゃない?

そうそう、私も頑張ろう。



指定管理者制度とは、それまで地方公共団体や外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、株式会社をはじめとした営利企業・財団法人・NPO法人市民グループなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度