浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

相馬と二宮尊徳

朝の散策で見つけた中村城址にあった「二宮尊徳像」。


相馬は、天保の飢饉で貧困に喘いでいた時、生きる光と力を与えてくれたのが、二宮尊徳だったそうで、相馬では、今でも尊徳の説いた報徳思想が根付き、尊徳を敬っているそうだ。



尊徳というと、遠州地域も報徳思想が広がったところで、掛川には、大日本報徳社がある。
以前には各小学校に背中に薪を背負い、本を読む二宮金次郎(尊徳)像があったぐらいだ。

(「なぜ、金次郎は薪を背負っていたのか」
これを書くのは長くなるので、またの機会に)

尊徳のイメージは、古くさいイメージがあって、以前は敬遠していた。

しかし、掛川にいったり、今回の相馬で知ることで、再度調べなおしてみると、
今のヨノナカに必要なエッセンスがいっぱいあり、
使えるものばかり。

「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」二宮尊徳

なんて、言葉言ってあげたい人たち多いよね。
もちろん、私自身も気をつけなくちゃいけないけど。

尊徳の考え方に「分度推譲」というのがあるんだけど、これも今にぴったり。

「自分の身の丈に合った生活をし、その余剰を社会に還元していく」」

これは、家計だけでなく、地方や国の財政にも言えることだ。

震災後の大ピンチに、今私たちがどう生きるのか、天国の尊徳はじっと見つめているのではないかなあ。


今、尊徳はいないのだから、
自らひとりひとりが過去に学び、知恵を絞り、行動していくことではないだろうか。