浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

決めること

昨年まで12年間80万人の代理者として、市の政策、予算、条例など「決める」という仕事をしていた。


よりよく「決める」ために、調査をし、市民や専門家などの話を聞き、できるだけたくさんの方々と議論をし、自分なりの意見と責任を持って、「決める」ように努力してきたつもりだ。

どうすべきか、夢の中まで悩んだことも度々だった。

その一方で、会派に所属している同僚の方々から
「めぐみさんはいいよな。自分で判断できて」と羨ましがられた。

所属する会派で、先に「賛成」ありき、「反対」ありきが決まってしまっていたからだ。

特に、合併した市町村からの出た人たちは、地域では反対だが、所属会派は「市長与党」だからと「賛成」せざるをえないこともあり、苦悩していた。
(議決の時、席をはずした方もいらしたなあ〜)

また、ある会派が提出してきたものは、どんなによくても(自分たちも同じような趣旨なものを提出しながらも)、その会派から提出されているからと、即反対となってしまうことも。

また、話がなかった、説明をしてくる順番が違ったということで、賛成を得られないというよくわからない決め方もあった。

決める中身ではなく、「誰が」「どの団体が」が言ってきているのか、「説明してきた順番はどうなっているか」「所属している会はどう判断しているのか」で、決まってしまうのだ。

時には「決める」ことが「綱引き」に使われることもあり、中身がどこかにいってしまう。

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私は議会制民主主義を否定するものではないけれど、今のこんな状態は不健全だし、民意に沿っているとは言い難い状況だ。

健全な民主主義のためには、市民参加・参画、直接民主主義なども組み合わせて、よりよく「決める」方向にしていって欲しいと切に思う。


原発の再稼働のような、大事な「決める」ことが、綱引きやどこからの圧力やわけのわからない論理で、一部の政治家や有識者が「決める」のではなく、市民一人ひとりが考え、議論し合い、決めることが今こそ必要だと思う。

浜岡原発再稼働に賛成の人も、反対の人も、わからない人も、おまかせしないで、自分たちで責任をもって決めていこう。


原発県民投票静岡

原発県民投票静岡 チーム浜松

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