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浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

児童養護施設を出たあと

子どもの育ち

公園で野宿をしている若者がいるとの相談を受け、早速若者がいる公園へ。

話を聞くと、若者は19歳、児童養護施設を出たあと、仕事を点々としてきたそうだ。
昨年の夏で最後の仕事をした後は、各地をまわったみたいだ。

所持金は1500円程度。
持ち物は数枚の着替えと毛布のみ。

自分を証明するもの(免許証、銀行カードなど)すら、持っていない。

早速、区役所に連れていき、手続きをとってもらった。
とりあえず、雨風しのげるところは確保。

話を聞くと、小さい時に両親に会ってからは、会っていないとのこと。
地図が読めなかったり、かけ算の九九が言えなかったり。
金銭感覚のバランスはとっても悪い。

このまま彼だけの力で、社会を渡っていくのは、いかんせん心もとない。
とりあえず、私の連絡先は渡した。
「何かあったら、連絡して」
彼は携帯電話すら持っていないので、彼から連絡がないことには私からは動けない。

埼玉県は、昨年虐待などを受け家庭で生活できない児童生徒が暮らす児童養護施設児童自立支援施設などを過去10年以内に退所した人を対象にアンケートを実施。その回答者の半数近くが「施設退所直後にまず困ったこと」として「孤独感、孤立感」をあげ、約4分の3が退所後に就いた仕事を3年未満で辞めており、退所者が精神面と生活面の両面で不安定さを抱えているとの結果が出ている。

児童養護施設で育ったのは、彼らの責任ではない。

施設では心を閉ざしていないといけないから、施設のようなところはもう嫌だと、ぽつりと彼が言ったことが心に突き刺さる。

大きな宿題を背負ってしまった。