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浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

遠州織物の歴史

 遠州織物の発祥の地としてあげるのなら、やはり三ヶ日の初生衣神社でしょう。初生衣神社は皇太神宮に 神衣【かんみそ】を1154年から1885年まで納めていた歴史ある神社で、 宮司は古来より、 神服部(カンハトリ)一族が務めています。 祭神は 天棚機姫命【あまのたなばたひめのみこと】です。
天照大神が天岩戸から出てきたときに着たといわれる衣(神衣(かんみそ))を納める神事を担う他に類のない特別な由緒を持ち、御衣様(おんぞさま)と呼ばれ親しまれているだけでなく、遠州織物発祥の聖地として慕われています。

 博物館館長から伺った話ですが、奈良の正倉院 現在の税金、調庸として集められた「織物」があり、遠江の国からのものあるそうです。さらに、伊場遺跡からは調庸のため織物を測る木簡が見つかっています。

江戸時代には、上州からきた井上正春というお殿様が農家の副業として、織物を推奨したために、織物は盛んになっていきました。

明治になって、織機がつくられ、さらにたくさんの織物が織られるようになりました(織機をつくった会社がその後、自動車メーカーとなり、今の浜松の産業を支えているひとつになっています)。

 また、遠州織物の発展には、2人の女性の活躍がありました。古山みいさんと木俣くらさんです。お二人は今でいう女性起業家。昔から浜松の女性は元気でした。

*写真はスズキ歴史館にて


 昭和30年代の遠州織物を最盛期を過ぎても、浜松には繊維にまつわる産業が息づいています。例えば、欧米に輸出している高級生地。産業資材として活用される繊維技術。繊維から始まって、新たな分野に挑戦している企業など脈々と続いています。先日聞いた繊維から始まり、メガネケース製造をしている会社は65年もの歴史があるとのことでした。
 
 こうして振り返ってみますと、織物、繊維産業は浜松で一番長く続き、今でも生き続けている産業です。子どもたちはもちろんですが、大人の皆さんには知ってもらいたい浜松の誇りだと私は思います。

 IOC研究会では、紙芝居、綿繰り体験、糸紡ぎ体験などが学校や地域で行っています。


 ご興味ありましたら、ぜひお声をかけてくださいませ。