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浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

子どもの貧困〜学習支援の現場から〜

3月15日、東京で、NPO法人キッズドアが主催したKid's Day Japanに行ってきました。

報告です。

「ボランティアによる学習支援成功の秘訣」

特定非営利活動法人 キッズドア 渡辺由美子さん
http://www.kidsdoor.net/index.html

現在、東京、仙台、南三陸町、福岡など25カ所の家庭の経済状況などの理由から塾に通えない子どもたちのために、学習支援をしている。高校受験サポートの「タダゼミ」、高校生対象の「ガチゼミ」、児童養護施設向け、ひとり親向け、母子生活支援施設(母子寮)向け、生活保護家庭向けなど、行政からの委託か、あるいは自主事業として、実施している。
教えている学生、社会人はすべて交通費だけのボランティア。さらに、1対1のマンツーマンで教えている。大学生にとって、塾講師より自由で、社会貢献できると好評。
足立区の事例。足立区は区長が率先して、貧困対策をしている。それは、貧困世帯が23区の中で一番多い(虫歯のある子どもも一番多い)。
住環境が狭く、勉強机がない、親は義理、そもそも生活が大変という家が多い。
塾と違うところは、「寄り添い型」


●学習支援の成果
1. 進学できた
2. 高校中退防止
3. 学習習慣の獲得
4. ソーシャルスキルの獲得、自立に向けてのトレーニング
5. キャリアプランロールモデルを知る。身近で大学生で会えること、社会人と知り合うことで、将来のことを考えるようになる。
6. 前向きになる。

●大学生、社会人にとって、
交通費ののみのボランティアだが、学校では身につけることが難しい、スキル(コミュニケーションスキル、リーダーシップ、チームビルディングなど)を身につけることができる。自分の力を活かせることができる。オリジナル教材をつくる学生も。

● ボランティアがいいこと
1. 相談、雑談、信頼関係構築に時間をかけることができる
2. 本当にやる気のある人が参加できる
3. 質の高い社会人、ボランティアが参加しやすい

● 参加しやすい仕組みづくり
1. 全部出席しなくてもいいよ。月1回でもいいので、長く関わってもらう。
2. 担当をつけない。いろいろな人とコミュニケーションできるようにするため。
3. 研修、相談体制をしっかりさせている。最初に基礎研修(日本の子どもの貧困の状況、事業の目的、かわいそうだから教えてあげるのではないこと、安全対策など)。毎回学習会が終わったら、振り返りの会をもうけている。
4. リスクヘッジ 仲良くなるとつながりたくなるが、ボランティアと子どもたちとつながりは一切禁止。すべて事務局経由で。SNSでのトラブル防止。
5. チームビルディング

ボランティアだから安くやれるのではなく、事務局コストがかかる。
● 事務局の仕事
ボランティアの募集、研修、登録、出席、
生徒や保護者との連絡
備品や教材の調達
学習進捗度の確認
学校や行政との連絡調整
教室マネージャー(1教室1人)
事務

● 参加のする人をどうやって集めているか
行政から紹介されたひとり親家庭ケースワーカーさんから生活保護世帯
自主事業はホームページ、校長先生からの紹介、口コミ
いかに継続させていくか、徐々に集まってくる
対象ではない人は6年間で3組。目的は話をしたら、理解納得してくれた。