浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

ICTの活用で、学習障害のある子どもへの支援を!

12月1日の一般質問について、徐々に報告していきます。

細番手の糸を、高密度に浜松で織った綿織物を着物に仕立てていただき、それを着て登壇しました。

合理的配慮を学校現場での実現について。

一般質問その1
<めぐみの質問>

先日、書くことが苦手の書字障害の息子さんをお持ちの保護者から相談を受けた。
彼は、字を書くことが困難、時間の把握が困難、優先順位をつけることが苦手、同時に処理をすることが苦手、手先が不器用などの特徴がある。それらの困難さは、タブレットの表記とアプリで補うことができる。目で見て一目でわかるタイマーのアプリで時間の把握ができる。感想など文章を書くことが苦手なところを音声入力をしてそれを編集することで文章が書けるアプリを使って補うことができる。もちろん学習面でも活用できる。「できた!」という思いは、自己肯定感をあげる効果がある。

保護者の方は、合理的配慮として小学校に彼がタブレット持参できるようにお願いした。


しかし、学校現場では「周りの子の理解を得るのが難しい。目立つことで本人が辛い思いをするのでは?」とのタブレット導入にはいたっていない。LD児、学習障害の子どもたちや発達障害の子どもたちは「自分の心を守るために、敢えてやる気がないフリをすることで、苦手を隠してしまうため、支援の要る子としてカウントされなくなってしまう」ケースが多いと言われている。

合理的配慮の無い環境の中で、自信をなくしていき、みんなが当たり前にできることが出来ないことで、惨めな思いをしたりいじめの的になったりする中で、トラウマを抱えさらに自信を無くすという悪循環になる。二次障害やひきこもりや違法行為などに繋がっていきやすいと言われている。

そこで、学校内での合理的配慮として、LD児、ディスレクシアなどの児童・生徒への個別支援としてタブレット端末などのICT活用を認めていく考えはあるか。また、LD児等へICT活用をしていくために、現場の教員をバックアップする仕組みをつくる必要があると思いますが、どうか。


<答弁要旨>花井教育長

特別な支援が必要な児童・生徒に対して、障害の状態や特性等に応じてICTを活用することは、各教科や自立活動等の指導において、大変有用だ。発達障害児や特別な支援を必要とする児童・生徒の保護者からタブレットなどのICT機器の利用の申し出があれば、対応していきたいと考えている。

今後、合理的配慮の提供としてのICTのかつようにつきましては、研修において教員の理解を深めるとともに、教員をはじめ保護者からのICTの使用などについての相談に対応できるバックアップ体制も整えていく。