浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

千葉マリンスタジアムを視察してきました。

大型スポーツ調査特別委員会で浜松で計画されている篠原の県営野球場を検討するときに、風の強さ、砂埃、塩害への対応などに「千葉マリンスタジアム」が参考としてあげられる。

そこで、実際に見て、聞いて見なくてはと、11月2日に実際に行ってきた。(報告、遅くなってしまって、すみません)



●平成2年供用開始、123億円(市113億円、県10億円)千葉県より設置許可を受け、千葉市が管理主体となり、運営。
その後プロ野球のロッテを誘致したために、2期工事をした。ロッカー、お風呂、監督、コーチなどの部屋などを整備。平成4年より千葉ロッテマリーズのフランチャイズ球場に。
平成18年度より、指定管理者制度導入で、?千葉ロッテマリーンズが指定管理者。

●風の強さについて
オープン戦が風で中止になったことがあった。(風速15メートル以上)
ほかの球場にない風速計がついている。
  風抜きが6箇所ある。

●サーチライトについて
水銀灯とナトリウム灯
JIS規格でピッチャーのところは2500ルックス、内野は2000ルックス、
外野は1500ルックスと決められている。
沖縄のセルセア球場が、カバーがついている(基地があるため)

照明設備は照明塔ではなく、大庇先端上投光器照明方式(小糸工業製:通称「サークルライン方式」。最大24種の点灯パターンにより照度可変)屋根や壁に帯状に照明器具を取り付ける。 この方式はフィールドを満遍なく照らす事ができる上に見た目も非常に美しい。
これは、光害対策というより、外野手が球を見失う時間が短くなる点から採用したとのこと。

●砂埃
開所当時は、防風林が育ってなかったので、砂埃がひどく、式典が大変だった。

●塩害
サビ対策、紫外線対策で、普通のものより、約2倍の値段になる。
グランド内部は、紫外線対策でダイヤモンド粒子の入っている塗料を2年ごしで塗った。

●メンテナンス
人口芝、すべて張り替えると5億円かかる。

●交通アクセス
海浜舞浜から、臨時バスが出る(100円)
駐車場は、近くに600台(600円)、メッセに4000台(1000円)、近くのイオンに停める人も。

●利用状況
7割が一般利用(オフシーズンも利用)、残り3割を興行に。

●指定管理
独立採算制。施設使用料は指定管理者の収入に。看板、物販店舗、飲食店舗による収入がある。施設本体や広告設置に関しては、行政財産目的外使用料を市に納めている。
大型の改修(2500万円以上)に関しては、千葉市
工夫しているところ、県に申請をして、屋外に屋台を出せるようになった。自主事業、シートの工夫など。

●市の工夫
 マリン基金を設立し、100万円寄付した人を特別席にご招待、10万円の方は
席を招待、1万円の方は芝生をもらえる。
花火大会の実施
 ネーミングライツ導入(千葉市とマリーズで1:1)。今次の契約者を募集中。