浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

「安全を繋ぐ」浜岡原発災害時の避難受け入れ体制は?

<めぐみ質問>
静岡県は本年3月に「浜岡地域原子力災害広域避難計画」を公表した。使用済み核燃料がいまだ施設内にある以上、現実的な避難計画、避難受け入れ体制が必要だ。今回は原子力災害が単独で発生した場合についてのみ質問する。

●避難者をどのように受け入れていくか。

県が想定する原子力災害は、発電所の過酷事故による放射性物質及び放射線の放出またはそのおそれのある事態だ。
そうした事態になった時、即時避難区域の御前崎市全域(人口3万3000人)は本市に避難することになっている。
UPZ圏内の菊川市は一時屋内退避し、放射線量が一定に達したら避難を始め、菊川市の一部市民が本市に避難することになっている。
避難退域時検査及び簡易除染(スクリーニング)の場所は市内に6カ所と計画されている。
では、その6カ所はどこになり、避難者をどのように避難所へ受け入れていくのか。また、避難所の駐車場スペースは足りるのか。
避難所は、避難先である本市が指定することになっていますが、どのような場所を幾つリストアップしているのか。

避難元である御前崎市は今年度全世帯を対象に、広域避難に関する実態調査をし、詳細な避難計画を今年度末に策定するとのことですが、御前崎市との協議の進捗はどうでしょうか。また、御前崎市の避難計画が策定されたら、本市は受け入れ体制を決定し、公表していく考えはあるか

<山下危機管理監答弁要旨>
住民避難については自家用車での移動が基本。避難所の駐車スペースが十分確保できないので、検査場所から直接避難所にいくのではなく、駐車場を兼ねた「避難経由所」を設け、多数の避難者を避難所に振り分け、のり合わせて避難所に向かっていただく。

避難退域時検査の場所は現在県と協議中。

避難所は、国や県の施設、高校・大学、市の協働センターの体育館の約110カ所をリストアップ。
御前崎市の広域避難計画の公表にあわせて、本市の受け入れ体制を公表していく。

<めぐみ再質問>
避難退域時検査所近くに「避難経由所」を設け、多数の避難者を避難所に振り分け、乗り合わせて、
避難所に向かうとのことだが、避難してくる人が3万人から4万人、自動車が1万台と考えると、
「避難経由所」どのくらいの規模のものをどれだけの数を、用意するのか。
また、避難経由所は、屋外か?屋内か?

<めぐみ再々質問>
単独災害であっても、現実的な避難計画は難しい。現実的な避難計画ではないから、浜岡原発の再稼動するのはまさに非現実的だ。

今後、避難計画へ反映していく課題のひとつに、「UPZ圏外の屋内退避、一時移転等の検討」が挙げられている。
浜松市もどのような場合、浜松市民の屋内退避、一時移転をするのか、どのようにするのかの検討もしていく必要があることを指摘しておく。

確認しておきたい。
「避難経由所」の運営は浜松市がやるのか。
屋外となると、寒さ、暑さ、雨対策が必要だが、4万人近い方の手当て、できるのか?
要援護者、高齢者、患者なども避難してくるはずだが、簡単に避難できないと思うが、
御前崎市とどこまで話し合いが進んでいるか。