東北大震災から6年。
原発事故と津波の被害を大きく受けた福島県・浜通り、今はどうなっているのだろうか。
行政経営フォーラムのメンバーとともに、大熊町の石田仁副町長の案内で訪問。1日目(7月1日)は郡山から288号線で大熊町、6号線を使いながら北に向かい、双葉町、浪江町、南相馬市小高地域、そして相馬市に。
2日目(7月2日)は、相馬市を出て、常磐道で大熊町、その後南下し、富岡町、楢葉町、広野町、いわき市久ノ浜経由して、いわき市に向かうルート。
<大熊町>
郡山で集合をし、国道288傲然をバスで大熊町に入った。
大熊町は、現在も「避難困難地域」に指定されている。
大熊町は行政機関も大熊町にいることができないため、会津若松市といわき市に分かれ、合わせて100名程度働いているとのことだ。
除染地域と除染されてない地域が道を隔てて存在し、除染されてない地域では、6年前の避難した当時のまま、家や車がそのままにあり、
草が伸び、荒れ果てた状況にあった。
原発事故が起きる前までの「当たり前の生活」が一変に奪われてしまった姿に、胸が締め付けられた。
田んぼがまるで野原のようになっていたり、黒いフレコンがあちらこちらで積まれている。
線量は2時間で0.1マイクロシーベルト。
避難困難地域には、身分証明書が必要で、出るときにはバスのスクリーニングが行われた。