浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

ゼロってどういうこと?

あることを調べていて、「公益通報者保護法」にいきついた。

2006年4月1日に施行された、内部告発を行った労働者を保護することを目的とする法律だ。

通報先は以下の3段階で
1.事業者内部
2.監督官庁や警察・検察等の取締り当局
3.その他外部(マスコミ・消費者団体等)だ。


浜松はどうなっているか調べてみた。
まずは、庁内からの内部告発の窓口は、人事課にある。
法律施行から1年半経つが、まだその件数はゼロだという。


次に通報内容について処分などの権限を有する行政機関として「浜松市」への外部からの告発もゼロだという。

この「ゼロ」の数字をどう読んだらいいのだろう。


大阪市の市政改革推進会議の会議録を読んでいたら、公益通報制度の運用状況は、平成18年度だけで875件。
そのうち内部通報が692件、外部からも183件あったという。
行政財産の目的外使用の関係などの勧告も行われている。
こうして件数が多いのは、外部窓口の設置と通報対象事実の範囲を広くとってあるからだ。

浜松市の場合は、PRが不足している上に、外部窓口ではないため、職員も市民も、使えないのではないだろうか。

最近の食品関連の虚偽事件、不祥事のニュースを見ていると、内部告発がなければこのまま消費者はだまされていたのかと思うと、ぞっとする。

本当に浜松は、「ゼロ」でいいのだろうか。