浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

国保の話の続き


昨日、書いた今年度の国保の話の続き。

国保の方は、決定通知書を見てみてください。できたら、去年分の決定通知書と比較してみてください。

去年分と変わっている点をあげてみた。

1,国の制度が変わって、後期高齢者支援金が出てきた

保険料の算出根拠に、新たに「後期高齢者支援金」という項目があがっている。医療制度改革により、従来の医療分保険料が医療分と後期高齢者支援金の2つに分かれるようになった。

以前は国保会計(市町村ごと)から、老人保険へ拠出していたが、そのため世帯ごとの保険料の算出上には見えず、基礎賦課額の中で合算されていた。

それを今年度から、後期高齢者医療制度が開始するのに伴い、世帯の基礎賦課額は基礎賦課額、後期高齢者医療制度に拠出する額は後期高齢者支援金として、見えるようにしたのだ。

ちなみに、後期高齢者医療制度は、大まかに言うと、公金約5割、74歳以下の保険料(後期高齢者支援金)が4割、後期高齢者の保険料1割の割合になっている。


2.65歳から74歳までの年金受給者のうち(条件あり)、特別徴収(年金からの天引き)が10月から始まる。

決定通知書には、そうなっているが、ご存知のように、後期高齢者医療制度で年金からの天引きに大きな反発があったため、急遽口座振替への変更が可能になった。

それを受けて、浜松市も65歳から74歳までの年金受給者で、これまで2年間保険料を滞納していないなどの条件をクリアして、口座振替をしている人には、そのまま年金から天引きではなく、口座振替でいいようにするそうだ。このお知らせは、9月に入ったら、その対象者にお手紙がいくことになっている。


浜松市の場合、国保は年8回(8月から3月)で支払う。しかし、年金は年6回の支給のため、年金から国保を天引きすると1回分が大きくなってしまう。特に今年は10月からの特別徴収のため、8月、9月は普通徴収(口座振替の人は口座振替でOK)、その後10、12、2月の3回の年金は、それぞれ2ヶ月分天引きされるので、「手取り額」が大きく減額してしまう。
これまでのやりくりを変更しなくてはならない家庭も出てくることだろう。
(あ〜〜、わかりやすく書こうとしているけど、めちゃ難しい!!)

3.浜松市国保の値上げ
 浜松市国保が今年度あがっている。
 所得割1割アップ、1人あたりの均等割1000円アップ、世帯あたりの平等割1000円アップ。医療分の限度額6万円アップ。

*私は今年度の国保値上げ、特別徴収導入には反対したが、賛成多数で可決した。

4.世帯の変化、所得、固定資産の増減などで国保料は変わる。

  社会保険と違って、国保は固定資産(土地、家屋)の税額が、保険料に算出される。
  大型都市では、この固定資産税額を含まないところが多い。
  浜松市は、以前と比べて固定資産税額の算出割合は少なくなってきている。
(今年度は昨年度より5%ダウン)


国のがたがたすると、市町村も対応が本当に困る。

でも、一番困るのは、市民だよね。

担当課には、今年度の変更部分をわかりやすくちらしにして欲しいとお願いをしてあるが、少し時間がかかりそう。

わからないことがありましたら、ご連絡ください。