浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

親の心理

今日(6日、土)の午前は、静岡県自閉症協会主催の勉強会に参加。


講師は佐賀県NPO法人それいゆの服巻智子さん。
http://npo.autism-soreiyu.com/

それいゆとの協働で、佐賀県は全国屈指の発達障害への支援を充実させている。(スクーリングシステム、親カウンセリング事業、わくわくキッズなど)

最近の話題は、発達障害の子どもたち支援のフリースクール(それいゆ主催)を佐賀県が支援していることだ。
発達障害の子どもさんが、学校で不適応を起こしているケースを受け入れている、9名と定員は少ないが、新しい試みと注目している。


さて、今回勉強になったのは、子どもが発達障害と判明した時の親の心理の説明だ。

以下のようなプロセスを親は何度も繰り返していく。

   拒否

   パニック

   怒り

   罪悪感、不憫

   取引(神頼み)、空想、幻想

   孤独感とうつ、

   混乱と無関心(無関心を装わないと自分を保てない)

   受容とあきらめ(いい意味でのあきらめ)

   新しい希望〜ユーモアの再発見

   立ち直りのプロセス〜新しいアイデンティティの確立
    (我が子の人生と別の私の人生を見いだす)


●それでも子どもは親の前にいる、代償行為(取引の一部)をする。
攻撃的になる〜怒りは悲しみの表現、うつ、がんばりすぎる、
プロフェッショナルショッピングにはまる、習い事にはまる
やつあたり、夫婦間の問題へ転化、兄弟児への接し方
ネットに依存、情報収集にはしる
他の親に教えたがる、宗教にはまる



●子どもの権利と親の思いはイコールにならない


これらは、別に発達障害受容にだけ、生かされるのではない。

親の心理について、親だけでなく多くの人に学び、子育て環境の整備に生かしてもらえるようにしたい。

親の力を引き出す支援を真剣に考えないと。



午後は、天竜地区で開かれた市長と語る「元気な浜松!懇談会」を傍聴。

それぞれの地域課題の違いを認識した。