私のブログを読んで、知り合いの長野県須坂市の善財議員から、須坂市議会の決算審議状況を書き加えてくれた。
●一般会計予算規模(20年度当初予算)
須坂市/ 187億円
多摩市/ 484億円
浜松市/2668億円 *多摩市の約5.5倍
●委員メンバー
須坂市/議長、監査委員に加え、副議長、議運委員長を除く全議員(16名)
これは、昨年は多摩市と同じでしたが、
最終日の「本会議が形骸化」と強く指摘する会派との調整で2人を追加。
多摩市/議長、議会選出の監査委員を除く、全議員
浜松市/各会派から選出&常任委員会の委員長、54名のうち18名
●答弁者
須坂市/市長、副市長、部長
(総括質疑を変更した決算議案代表質問のみ)
後は、部長、課長、補佐、係長までです。
委員会の詳細審査ということで課長、補佐、係長が答弁
多摩市/市長、副市長、部長、課長
総括質疑では、市長が答弁していた!全日、市長が出席
浜松市/原則、担当課長が答弁。
部長や副市長は出席はしているが、答弁することはほとんどない
市長は、出席なし
●日程
須坂市/4日間(うち代表質問1日)、一般会計歳入・歳出、特別会計、企業会計(3日間)
私(善財さん)が議長のとき会議規則に「討議」を入れ込みましたので、最終日に議員同士の討議あり。
多摩市/6日間(総括質疑、一般会計歳入・歳出、特別会計)に加え、最終日には議員同士の意見交換の時間を
今年度新設
●質疑方法
須坂市/代表質問のみ1会派30分(会派人数に関係なく)
代表質問は一問一答ですが、最初の部分は通告制。
委員会審査は時間制限なし。
多摩市/1人30分×会派の人数、会派持ち時間制
総括質疑では、通告なしの一問一答。
質問者も答弁者も原稿なしで、やりとりしていた!!
政策や事業の評価に関する質疑が多かった
浜松市/時間制限なし。しかし、質問回数を制限されることもしばしば
●資料
須坂市/(1)決算書(2)決算及び各基金の運用状況審査意見(3)主要施策の成果説明書(法定調書)、
補足資料、外部評価担当課ヒアリング事業
多摩市/(1)決算書(2)決算及び各基金の運用状況審査意見(3)主要施策の成果説明書(法定調書)、
補完資料として、決算事業報告書、事業カルテ、事業診断書
*これが浜松と比べると充実していた
その他、議員からの請求資料
浜松市/(1)決算書(2)決算及び各基金の運用状況審査意見(3)主要施策の成果説明書(法定調書)
今年から、事業評価シート(使えるシートになっているかどうか)
その他、議員からの請求資料
◎須坂市では議員同士の意見交換から何とか以下の「附帯決議」をねじこみました。
1.当初予算で説明された新規、拡大、重点事業については、すべて(現状は一部のみなので)その成果、評価を成果説明書に記載すること。
2.1事業100万円以上の不要額については、事前に補足資料として提出すること。
3.市の予算を使った事業ではなくても、大きな重要については市民協働の視点から成果説明書に記載すること。等
◎須坂は質疑では自分の意見が言えないので(区分けができない議員が多い)決算代表質問としましたが、市長に迫る議員は少ないです。
他の市町村の議員の方で、あなたの市の決算審議情報、教えていただけるとうれしいです。