浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

施政方針を聞いて

27日は、市長から平成21年度の施政方針演説があった。

その中で、注目すべきは
「市の総合計画の基本構想の見直し」を取り上げたことだ。

康友市長が就任以来、私はずっと総合計画の見直しをすべきと主張してきた。
今の総合計画の都市ビジョンは「クラスター型」(地域のそれぞれの良さを活かしていく)で、市長が主張している「ひとつの浜松」(一体感をもつ都市づくり)とは、大きな違いがあった。そのため、個別計画や事業そのもののと整合性がとれなくなってしまっていた。

市民や議会の意見を踏まえてとのことだが、具体的にどう聞くのかは説明されなかった。地域協議会の存続問題にも影響するだけに、慎重な議論が必要だと思う。今後の動向をしっかりチェックしていきたい。

もうひとつは、
「(仮称)こども第一主義条例」の制定だ。
この条例は、未来を担う子どもの健全な育成や環境づくりに社会全体で取り組んでいくことなどを基本理念に定めるという。そして、子どもの笑顔が輝き、子育てがしやすく楽しいと感じられる社会の実現を目指すという。

浜松市がつくろうとしている条例は、子育て支援の条例なのか、子どもの育ちを支援する条例なのか、未だ見えてこない。子育て支援と子ども育ち支援は時に矛盾する。(長時間保育は働く親にとって必要なものだけど、子どもは親と一緒にいたいと思っているかもしれないなど)

親の気持ちと子どもの気持ちも一緒ではない。

きちんと整理して条例つくらないと、つくっても意味のない条例になってしまうのではと危惧している。


市民団体が以下のような企画している。

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こどもにやさしいまちづくり
みんなで学ぼう「子ども条例」

いじめ、不登校、非行、虐待など子ども達に起きている問題は、年々増加してお
り、子どもを取り巻く環境は、核家族化、少子化、親の就労環境の悪化などでま
すます厳しい状況になっています。親の子育ての不安・負担感が増し、子どもに
とっても育ちにくい社会になっています。
浜松市では、平成22年度施行を目指し「(仮称)こども第一主義条例」の制定
に向けての準備が進んでいますが、条例の制定にあたり、私達市民の意識を醸成
していくためには「子ども条例」についてが学ぶ機会が必要と考えました。
浜松市の取り組みについて知ると共に、今回は「こどもにやさしいまちづくり」
を提唱して多くの自治体の条例制定に関わってきた喜多明人さんより、他の自治
体条例を通して子ども安心して自分らしく生きることができる、自分の力で考え
行動することで経験を通して成長する「子ども育ち」施策を推進していくための
「子ども条例」について、お話ししていただきます。

第一部/講演「『子ども条例』ってなあに?」
講師:喜多明人氏
早稲田大学文学部教授・子どもの権利条約ネットワーク代表)

第二部/「(仮称)こども第一主義条例」制定の取り組みについて


NPO法人 ドリームフィールド(フリースクール
      の作品展 同時開催


日時/2009年3月15日 日曜日  13:30 から16:30
場所/浜松まちづくりセンター 2階ギャラリー
    浜松市中区中央1丁目13−3

 参加費/500円
 託児/ひとり500円(要事前予約/3月8日締め切り)

主催/子ども育ちレスキューネット
共催/親たちのエンパワーメントフォーラム実行委員会
   NPO法人 ドリームフィールド
   浜松登校拒否親の会
後援/浜松市浜松市教育委員会、静岡県教育委員会
   静岡新聞静岡放送中日新聞東海本社
 
参加・託児申込/053-442-4282(牧まで)
  
連絡先 子ども育ちレスキューネット事務局
 服部浩子
  TEL090−7616−5840
  FAX 053−426−3645
  e-mail child-rescue@memoad.jp