浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

議会と首長の善政競争

ローカルマニフェスト推進地方議員連盟研修会に参加。

「議会と首長の善政競争 議会から地域を変える!地域から日本を変える!」
北川正恭早稲田大学大学院教授をコーディネーターに、松沢神奈川県知事、松田元神奈川県議会議長、中田横浜市長、吉原前横浜市会議長でパネルディスカッション。

まずは、旬な話題から。なぜ中田市長が任期途中で辞めるのかについて、本人からの説明があった。自分は2期8年と思ってやってきた、来年度の予算編成は新市長がやるべきなので、この時期に辞める。このままではこの国はほろびる。国民が危機を持たなくてはやっていけないと国政に対する意識が強いことが伺われた。

神奈川県受動喫煙防止条例制定に当たっての知事と議会のやりとりを興味深く聞いた。
松田知事は、議論を重ね、コンセンサスを重ねていった民主主義の進化であり、社会実験でもあったと言うと、元議長は「あれは社会実験だったのか?」とジャブ。
5回もの議会で相当真剣に議論をし、「公共の場」とは何かなど議会の中で議論を重ねていったそうだ。議員の中には、担当の委員会を辞めたいという方も出てくるくらい過酷な議論だったようだ。

議会も、議会基本条例を制定し、首長に対抗できる体制を整えていった。また松田元議長は、議長マニフェストを作成し、議長に就任した。

これからは議会と首長がなれ合いにならず、いい緊張関係で、善政競争をしている事例を聞いて、こうなれねばと感じた。