浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

駐車場会計、大変!!

毎議会の初日、監査委員から、現金出納検査に関する報告がある。

毎回「帳簿上の残高と一致しました」という報告に安心をしていた。

が、しかし、今回、ある数字に目がいった。


それは、「一時流用金」の額だ。

8月末現在、国保特別会計は94億円、駐車場特別会計には1億6000万円の一時流用金がある。

一時流用金っと言っても、私的に流用したわけではない。

それぞれの特別会計の資金ぐりが苦しいので、一般会計から、一時的に借りたお金をさす。



そこで、平成19年度から平成21年度8月末までの駐車場特別会計の一時流用金の推移を調べてみた。

そうすると、恐ろしい結果がでた。

平成20年度末で駐車場会計は、1億9000万円の一時流用金があった。会計を閉める5月には、その額はゼロに。

そして、次年度になると、また1億7000万円の流用金が発生している。


決算を見ると、実質収支額がマイナスの1億7000万円で、翌年度の歳入から繰り上げ充用すると記入されている。


これをどう見るか。


平成20年度末で、1億7000万円の赤字が生じ、それを次の時の収入で補うようになったが、実際には、収入では足りず、一般会計から流用し、3ヶ月後にはその額が2000万円増加しているのだ。


目当ての駐車場料金収入は、年々減少している。平成16年度8億2900万円あった収入が、平成20年度では5億2400万円と、約4割も減少している。


一時流用金とは別に、一般会計から平成20年度で5億9430万円繰り入れをしている。

これらの数字を見ると、「駐車場会計は、破綻している」。


廃止、民間委託を含めて、検討しているとのことだが、早めに手を打たないとさらに傷は悪化するのではないだろうか。


国保会計については、さらに調査し、書けるようにしたい。