浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

補助金評価の誤解

国の事業仕分けが、いろんな意味で注目をされていますね。

政局ではなく、「国政」が注目されるというのは、画期的なことだ。

ただ、今回は初めての実施だかか、
冷静ではない反応が多いように思うんだけど。。。

判定ばかりに目がいき、そこで議論された本質的な指摘がどこかにいってしまっている。
残念だなあと思う。



さて、浜松市は、今年補助金の評価を内部と外部で実施した。

その結果、北遠のイベント7件が「廃止」となったことについて、「廃止」という言葉だけが先行して受け取られているようだ。

補助金の外部評価をした市民モニターの話や評価結果の公表からのニュアンスとは、異なる。


例えば、「信康武者行列事業費補助金」の外部評価は、確かに廃止となっているが、その主な意見として、

補助金としては廃止だが、別の形で市は関与すべき。対象事業を精査したうえで負担金事業とすべき。歴史的価値や目的を再検討し、手法・事業内容を見直すべきで、現状は馬具に係る経費が大半で、補助金ありきの事業として言わざるを得ない。方向としては縮小。


水窪まつり」の外部評価も廃止だが、その主な意見は、

補助金としては廃止だが、別の形で市は関与すべき。負担金事業とするも縮小方向で、仮装コンクールの賞金は対象経費として理解されない。事業の検証とともに、運営方法の再考を。


外部評価では、地域イベントとして必要と認めつつも、市との関与を補助金というスタイルではなく、別の方法で検討すべき。また、これまでの運営方法を見直しを求めているのだ。


「廃止」だけの言葉が先行し、外部評価が指摘されたことがどこかにいき、
「外部評価が廃止だったので、市の関与はすべて廃止にします」とならないかと危惧する。

来年度の予算で、外部評価が指摘されたことがどう反映されていくか、冷静に見ていきたいと思う。