浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

「レジ袋をゴミ袋としての使用禁止」をめぐって

広報はままつ、1月20日号で「レジ袋をゴミ袋に使用しない」ことについての特集が掲載され、多くの意見が私のところにも寄せられた。生活に密着することだけに、その意図や方法などをめぐって、市民に混乱を与えた。


何度か担当の資源廃棄物対策課に疑問を投げかけ、納得のいくような答えがもらえていなかったため、ブログで報告したいと思っていたんだけど、できないでいたの。
5日に、初めて私のところに直接説明に来て、ようやく全貌がわかった。

今回のことは、絶対的な市民への説明責任不足、情報発信についての戦略不足で、市民に混乱を与えた。


●混乱のひとつは、使用禁止のホントの理由と表上の理由が違っていたからだ。


ゴミ減量のために、環境のために、レジ袋をゴミ袋を使用することを禁止するというより、合併した浜北区天竜区では、指定ゴミ袋と書いた袋を指定ゴミ袋として使用していて、

「旧浜松市内の人は、無料でもらうレジ袋を使えて、不公平だ」

という浜北や天竜からの声を受けて、指定ゴミ袋を統一することが一番の目的だったようだ。(平成21年2月9日環境経済委員会)


ゴミ袋もレジ袋も同じ素材なのに、なぜに環境にいいかってわからなくて、混乱してしまった人も多いけど、

どうやらゴミ減量とか、環境のためというには、あとでつけた理由ようだ。

説明を聞いてわかったのは、旧浜松市内の「指定ゴミ袋」は、45リットル以下の半透明の袋となっていて、レジ袋もその範疇に入っていたため、使用することができたのだ。

そこで、まずレジ袋をゴミ袋に使用できないようにし(レジ袋を指定袋からはずし)、平成24年度にゴミ分別も統一する時に、指定ゴミ袋もすべて完全統一するようにしていくようだ。


へえ〜〜、私も指定ゴミ袋って、袋に「指定ゴミ袋」って書いてあるもんだとばかり思っていたよ。





●混乱の二つ目は、レジ袋の定義をめぐってだ。

スーパーなどの文字が入っていない無地のレジ袋と、ホームセンターなどでゴミ袋として購入した無地の手提げ型の袋は、同じ形態だが、スーパーでもらったレジ袋はゴミ袋として
出してはいけないが、手提げ型のゴミ袋なら、出すことができる。

つまり、見た目同じ形態でも、レジ袋か、ゴミ袋かで、出せるかどうかが違ってくるのだ。
担当課は、出す側のモラルの問題としているが、納得できない市民は多いのではないだろうか。


●混乱の三つ目は、レジ袋を内袋として使用しないことについてだ。

生ゴミや犬のふんなどをレジ袋を活用して入れ、それをゴミ袋に入れて出している家庭は多い。それができないとなると、どうしたらいいのか、またレジ袋の代わりに他のビニール袋を使うことがエコになるのか、納得できず、混乱。

よく聞くと、エコバックを使用して、レジ袋を店頭でもらわないことを進めたい。容器包装として「容プラ」の日に出してということらしい。

レジ袋=容器包装って、意識を変えるって、文章読んでわかるかって、無理じゃないのかな。



●混乱の四つ目は、ネット上で話題になっていること。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100121/CK2010012102000159.html

http://www.j-cast.com/2010/01/26058563.html

広報はままつではなく、ネット上で今回の浜松の対応を知った人は、不安や不信と一緒に広がっていった。

広報はままつに出したから「広報した」といいという態度だと、IT時代にはついていけないと思う。

正しい情報を提供するために、
キーになる人たちに丁寧に伝えるとか、「記者レク」をするとか、公式ホームページにさらに追加情報出すとか。。
何の策をせずに、見過ごしていくのは、無作為の作為。