浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

市長と議会

「うちの会派は市長与党だから」と言う方がいらっしゃるが、この言い方は実は大変おかしなことだ。

与党だから、市長から出してきた議案は、賛成するしかない。

市長に恥かかせちゃいけないから、反対できない

なんていう議員は、一度中学校の公民の教科書を読み直して欲しい。




地方自治体は、首長、議員、別々に選挙で選ぶ「二元代表制」であり、国のように議員から政府をつくっていく「議院内閣制」とは統治の仕方が異なるのだ。

地方議会では、与党、野党ということなく、立法機関、議決機関であると同時に、野党的な行政のチェック機能が求められているのだ。

大阪府橋下知事と議会、名古屋市の河村市長と議会の対立などが特異なこととしてマスコミに取り上げられているが、実際にはどこの自治体でもあるえることだ。(ただ、お互いのやり方には、異議有り。もっと大人の対峙の仕方ができないものか)


浜松市議会では「議会改革」が議論のまな板の上に現在のっている。
その議論の中身を聞いていると、「地域主権時代の浜松市議会のあり方」というそもそも論にはなかなかいかないようだ。

議会は自治体経営に対して、民意を適切に反映させなくてはならない。

そのためには、多様な人たち(特に雇用労働者や女性、若者)が参入できる選挙、議会への積極的な市民参加が必要だ。

老若男女によって構成される市民の職業や生活基盤は様々で、抱えている課題や関心、考え方も多様なんだから。


しかし、報告を聞くと、浜松の議会改革は、来年実施される選挙に向けての「議員定数」に特化してしまっているようだ。


市民の議会への不信感、不満は、相当深刻で、定数をちょっといじってもぬぐいされるものではないってこと気がついて欲しいな、同僚議員のみなさん。

根本的な議会改革しなくちゃ。






議員定数については、再度書きたい。