昨日、今年初めてのかつお「初かつお」を食べた。
浜松の人は、かつおが好きな人が多い。
飲み屋さんで、つまみに「かつお切って」と頼んだり、
お店の人から「もちかつおありますよ」と言われたりして、
親しみのある食材だ。
かつおの消費量(全国3位)も多いのもうなずける。
浜松人は気がついていないが、そのかつおの食べ方は、ユニークだ。
たたきではなく、「生」で食するが普通。さらに、皮付きがある。
つまは、大根ではなく、生で食べられる「新玉ねぎ」(篠原産がいいね)がつくのも特徴のひとつ。
醤油にしょうが、またはにんにくで食べる。
運がいいと、もっちりとした食感がある「もちがつお」を食することができる。浜松人は「もちがつお」を「もっちー」と親しみを込めて呼ぶ。
新鮮さが命で、いつでも食べられるものではないだけに、貴重だ。
浜松が生んだ俳人、松島十湖は
「浜松は 出世城なり 初かつお」
と詠んでいる。
昔から、かつお好きだったようだ。
*私はこの句を、浜松のキャッチコピーとしていいんじゃないかと密かに思っている。
今後、浜松城を出世城として、全国のビジネスパーソンにアピールしていくと聞いているが
その際、浜松流のかつおの食べ方も一緒にアピールしたらどうだろうか。