浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

中学校の部活動

体育会系部活だけでなく、文化系も「勝利至上主義」がはびこっているようだ。
浜松の中学校は、みなどこかの部活動に入らないといけない原則。責任感、協調性などの培っていくのに、学校の教育的立ち場として、部活動は有効だと思う。

しかし、「全国大会目指せ〜〜」「病気で休んでも、大会には出さない」など、生徒を追い込んでいくやり方ってどうなんだろう?
学校、先生の名誉、保護者の満足感のために、子どもたちを使っていないか。
1ヶ月に1度も休みがない状況って、普通なんだろうか。

平成24年度から、中学でも新学習指導要領が運用され、その中で初めて部活動への記述が入った。
「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との連携を図れるよう留意すること。」

部活動は、生徒の自主的、自発的な参加と、位置づけられながらも、実際は生徒はどこかの部活に入らなくてなならないという矛盾した中にある(浜松はそうなっている)。強い学校は、県大会、全国大会を行くことが求められ、生徒も保護者も疑問を持たず、エネルギー、お金、時間を費やしていく。

休んだら、大会には出させないと明言する指導者のもと、熱があろうと、体調が悪かろうか、文句も言わず、従順に大会に出ようとする。受験に有利になるという人参もぶら下げられ、休みこと、後に引くことも難しくなってしまう。
保護者も、部活の仲間も、それに知らず知らず、加担していってしまう。

部活動は、ようやく学習指導要領の中に入れられたとはいえ、治外法権的模様。校外への活動へのリスク管理(子どもの病気、ケガ、事故、食中毒、災害などの対策)は、学校任せで、対策は大変おそまつだ。部活動内でのいじめも、配慮の様子がみえない。

中学校は週休5日制に学校がなった時(確か平成13年かな?)に、部活動のあり方は一度検討された。家庭や地域に子どもたちを戻すために、週末の何回かは部活動休みの日を制定した。しかし、最近聞いている保護者の方からの話では、休みなし、平日でも場所代えて夜の9時まで練習するところも。で、さらに塾に行くことがマストが中学生。


これって、まさに虐待だわさ。