樹木保存の話が続きますが、今日は「姫街道の松並木」の話。
10数年前に、姫街道の松並木が1本倒れたことから始まった、私と姫街道の松並木とのつきあい。
周辺の人たちは、松の木で道路が見えないから、木が倒れたら事故になるから、松葉でといが詰まるから「切っちまえ〜」の声。
「本当に切ってしまっていいの?」という素朴な声から「姫街道の松並木を考える会」(現在/姫まつ倶楽部)が始まった。
その後、姫街道や地域の歴史を調べたり、子どもたちを巻き込んでワークショップしたり、まち歩きをしたりと活動の幅は広がった。
市もそうした活動を評価し、松の木の剪定(いわゆる木のとこやさん)を進めたり、松枯れを防止する薬剤をつけたりとするようになった。
私は、姫まつの活動を通じて、まちづくりについて多く学ばせてもらった。
姫街道について、関心を持ってくださる市民の方々も増え、やれやれと思っていたが、
先日、歩道の清掃があると行ってきたら、
なんと、歩道の上の草が膝丈まで延びているのではないか。
地元の人たちから、松並木への関心が薄れてきているのか〜〜。
危機感を感じる。
行政がなんとかしてくれるから大丈夫という時代は終わっている。地域の方の想いと行動があってこそ、地域の宝は残り、次の世代に繋がっていくと思う。
関心のある方、まずは一緒に草取り、清掃をするところから、始めませんか?