浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

令和元年度 環境経済委員会決算審議から

<環境>
●容器包装プラの再商品化収入はゼロに。
 以前は1億円ほどになっていたが、ここ最近はゼロ。
 今後、コロナ禍で増加しているテイクアウト用の容器包装プラ、マスクなどの使い捨てプラをどう減らしていくかを考えて行かなくてはならない。
●小型家電(パソコン、携帯電話、カメラなど)の売り払い収入が前年度は78,000円ほどあったが、逆に326万円ほどの支出が生まれた。⇦中国の固体廃棄物輸入規制強化の影響で、廃プラスチックの処分費用が高騰していて、認定業者への負担が増加していることから。
 
<労政>
●浜松商工会議所、浜松市シルバー人材センター、浜松市社会福祉協議会浜松市の4者による「70歳現役都市・浜松」共同宣言をした。
 
浜松市高齢者活躍宣言事業所」になったのは、建設、土木関係の会社がほとんど。宣言事業所は、高齢者の能力発揮・職域拡大に努め、又は就業の場における高齢者の活躍の推進に 積極的に取り組み、70 歳以上の者の就労が可能な事業所で、機会の確保を求めていて、結果の確保までは求められていない。
 
70歳以上働くためには、事業所の受け入れだけでなく、本人の健康、そして家族などの介護との両立をどうしていくかが必要だ。
 
埼玉県でケアラー支援条例が制定されたように、最近、ようやくケアラー(ケアする人)支援という言葉が出てくるようになった。以前、本会議で仕事と介護との両立、ヤングケアラーなどを一般質問したが、今一歩足りないんだなあ。見えにくい問題だからこそ、頑張りたい。
 
●勤労会館(Uホール)
指定管理事業者への事後評価で62.2点で、令和元年度は450万円の赤字だった。
 
トイレの洋式化、UD化が不十分だったり、駐車場がわかりにくかったりと、利用しにくい。wifiは1会議室のみ。
長寿寿命化など大型改修、建て替えなどの計画が必要ではと意見。
 
<商業>
●商店街振興対策として、商業者連携促進支援事業費補助金が、800万円の予算がついていた。しかし。決算は10分の1の80万円。
空き店舗とイベントなどについて、補助するものだ。
イベントは3年間の継続して補助金を受けることができるとのことだが、単年度しか受けていないイベントばかり。なぜ?
PRが足りてないのでは。
一方、自主的に継続しているからと、砂山の朝市やほしの市は、9月補正のコロナ対策まちなか支援事業負担金の対象から外されてしまった。頑張っているところにこそ、市の応援も必要ではないか。
どこの商店街も商店も、苦しんでいる。市の担当はよく話を聞き、対応してもらいたいものだ。
 
<農業>
●団体が実施する事業に対して、「事業費負担金」(市が事業主体に加わって応分の負担を行うもの)が支出される仕組みがある。
 
「浜松・浜名湖地域 食×農プロジェクト」を実施する「浜松・浜名湖地域 食×農プロジェクト推進協議会」に約1000万円ほどの負担金が支払われていた。(湖西市からも78万円ほど)
 
支出を見ると、パワーフードイベントに160万円ほど協議会から「負担金」が支出されていた。
負担金から負担金を支出する時の「交付要綱」とかあるのかと質問したところ、「ない」との答弁。
 
負担金から負担金、負担金から補助金となると、お金の流れが不透明になりやすく、チェックがききにくい。そして、その実態や執行状態がわからなくなってしまう危険性がある。きちんとしたルールで支出できるようにすべきだと意見した。市からの直接の補助金の場合、交付要綱があり、書類や領収証などの添付が求められているのだから、同様であるべきだ。
 
2015年に、各種団体への負担金を調査したが、その際ずさんな運営・執行が見受けられ、議会で指摘したことがある。数字のミスがあったり、ざっくりな決算書しかなかったり、会計監査を受けているかわかならい事業がいくつか見受けられた。
 
その後、負担金見直しのガイドラインが策定され、毎年見直しされるようになった。