浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

医療センターにメディカルバースセンター、開設

県西部浜松医療センター(医療センター)に、メディカルバースセンターがオープンし、その開所式に行ってきた。

メディカルバースセンターは、平成20年8月医療センター2号館5階部分を改修し、助産師を中心に妊娠からお産までをサポートする。全部で18床。整備事業費は6億2500万円。

基本的には、助産師が主体となって関わる。バースセンターでお産をするのは、産科医が診察を行い、妊娠初期・中期・後期いずれも異常のない、低リスクの妊婦さんに限られる。産科医のチェックを受けるとき以外は、バースセンター内の助産師外来ですべて助産師が診察する。また、浜松市から保健師を派遣し、退院後の生活を見通した支援もする。

合併症があったりなどの高リスクな妊婦さんは、現在の周産期センターで行う。また、妊娠中に何らかの異常が起こった場合も周産期センターでお産をする。

写真はLDR室で、陣痛から出産、回復まで家族と過ごせる分娩室でご家族と一緒に過ごすことができる。3床用意されている。

病院の5階フロアには、地域周産期母子医療センター、小児科病棟もあり、「メディカルバースセンター」が配置されることで、赤ちゃんから小児までのワンフロアーに集中し、迅速な対応が期待できる。

医療センターの分娩数は平成9年では574人だったのが、平成18年には1103人となり、増加傾向にあった。これまでの施設や人員ではこれ以上の受け入れは困難であったため、正常分娩の一部をメディカルバースセンターで受け持つようにした。


少子化対策として、妊婦・出産への支援は、ここ数年でずいぶん充実してきている。

妊婦検診の補助が、平成19年度までの2回から、平成20年度は5回、今年度からは14回となる。
また、出産育児一時金は、38万円となり、医療機関が受取代理することもできるようになった。
(平成18年9月までは、妊婦さんが立て替えして、後に一時金が入ってくる仕組みだった)