2月の話になりますが、若い人たちと「浜松市動物園」に飼育員さんの仕事を学ぶために職場見学に行ってきた。
その際飼育員さんから聞いた「びびりの雄トラ」と「ひきこもりのきりんちゃん」の話はとっても面白く、会った人ごとに話をしているのに、「あ!ブログに書いてない」ということに今頃気がついちゃった。ようやく、アップ。
動物園って、本当にいろんなことが学べるの。
今回一緒に行った若い人たちも動物世界を通じて、
「動物だって、いろいろあるのさ」「観察することの大切さ」など、感じてくれたらいいなあ。
「びびりの雄トラ」
優しい夫を亡くして、1頭で寂しい思いをしていた雌トラ「ミー」ちゃんのところに、3年の繁殖を目的とした「ブリーディングローン(繁殖貸与)」での借り受けてきた13歳雄の「ビクトル」君。
トラにも1頭1頭、性格があって、先夫のルーは、とても落ち着いた性格だったそうだが、
ビクトル君の性格は、神経質でおくびょう。
一言で言えば「びびり〜」だそうだ。
飼育員さんが性格を見極めながら、トラ舎の内側にある通路部分で会わせたそうだ。
動物の動きは予想できないので、万が一何かのトラブル(けんかを始めてしまうなど)があったときすぐ引き離せるよう、お見合いをさせた。
オリの格子越しでのお見合いでは、ビクトル君はおびえてしまって、逆に「ぐゎお〜〜」。
楽しみに待っていたミーちゃんは、その吠え声に怖くて、後ろずさりしたとか。
何度かトライして、一緒の放飼場に出ることができるように。
それでも、ミーちゃんが放飼場の色々なところをウロウロするのとは異なり、ビクトル君は行動範囲は狭い。
なんか、微笑ましいね。
雄トラだって、ビビリでOKなんだから、私たちもびびってOKだよね。
さて、この2頭の赤ちゃんがいつ無事誕生するのか・・・楽しみだわ。
*アムールトラは、絶滅危惧種に指定され、野生では約500頭という危機的状況。
「ひきこもりのきりんちゃん」
サファリに出始めたときに、シマウマ君にポコっとやられて、サファリに出られなくなっているきりん。
きりんも引きこもるのね。
安心できるようになったら、サファリに出ておいでね。
浜松市動物園には、他にも
やんちゃな。ホッキョクグマのキロルちゃん。
ピチピチの女の子、レッサーパンダのテルちゃん。
アイドルがいっぱい!!
もう少しあったかくなったら、動物園に行こうね。