浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

一般質問2020その4 校則の見直しその後

昨年11月議会で、私は中学校の校則の見直しについて花井教育長に一般質問をした。市内の中学校の校則の中には、「制服を男女別に規定」「髪型の男女別に細かく規定」「下着の色は白」「靴下の色指定」などがあり、見直しすべきと提案した。その後、浜松市の中学校の校則、制服についての問題は、様々なメディアに取り上げられ、反響は大変大きいものがあった。有名なデジタルメディアに取り上げられた時には、半日で5000コメントを超え、「バズった」。

 

1、<めぐみ>花井教育長は校則の見直しについて「今後行う研修会では、多様な価値観を尊重する視点を持てるように研修を行った上で、より積極的に見直していくことを促していく」と答弁している。その後、教育委員会の取組はどうであったか。校則の見直しについて、何校がどのような見直しをしたのか。

 

<花井教育長>全ての中学校で見直しを行った。8割の中学校で、制服、頭髪、靴や靴下の色、防寒着等の項目に置いて、色や形の指定や禁止、男女の区別等の記載の仕方について変更を行った。

今後も生徒が学校生活の充実や自身の成長に繋がるものという視点で校則を捉えると共に、校則の意義を忘れることなく、実態に応じた積極的な見直しを実施し、生徒の規範意識や主体性を培うように努めていく。

 

2、<めぐみ>制服について教育長は、「機能性等の視点だけでなく、多様性にも配慮した視点が必要であると認識している」、「女子生徒の制服が必ずしもスカートでなければならないという認識は持っていない」と答弁した。

制服の見直しは行われたのか。女子生徒のスカート見直しはどうか。

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<花井教育長>制服については、約6割の中学校が、男女の区別の表記をなくし、各学校の制服の組み合わせの中から、生徒が選択できるように見直しをした。

 

女子生徒の制服にスラックスを導入する際には、男子制服を含め、ブレザーへの変更を検討するケースが多い。見直しにあたっては、子どもや保護者、卒業生などの意見も参考にしながら、慎重に判断、検討していく必要がある。ある程度の期間が必要だ。

 

<めぐみ意見>

学校内での多様性への取り組みは、ようやく緒についたばかりで、まだまだ表面的だ。近眼の子がメガネを躊躇なく使うように、気兼ねなくタブレットを授業で使えること、戸籍男子がリボンやスカートを選ぶことできるなど、多様性、人権を大切にする校則や制服になっていくよう、これからもチェックし、応援していきたい。

 

一般質問2020その3 教育の情報化

GIGAスクール構想が進み、今後、児童・生徒に1人1台端末が導入され、ますます教育の情報化が進んでいく。浜松市でも、今後1人1台タブレットの導入が予定されていて、教育現場には発想の大幅な転換が必要となる。教え込む教育から、子ども自身が学び取るという教育への転換だ。

1、<めぐみ>第3次浜松市教育総合計画後期計画において、ICT機器整備の内容は記載されているが、今後の活用など詳細な計画が見られない。推進していく上でのビジョン、推進体制、ロードマップの作成が必要と考えるが、いかがか。

<花井教育長>教育の情報化に関する方針や取り組みを示すものとして、「第3次浜松市教育総合計画 後期計画 教育の情報化編」を作成した、ICT活用の推進役となる「教育の情報化推進リーダー」を育成。民間の専門人材の「教育の情報化推進アドバイザー」や「ICT支援員」の効果的な活用をしていく。

2、 <めぐみ>通常級に在籍する発達障害、読み書き困難な学習障害の児童・生徒の学びに向かう力を大切にし、学びを保証する手段として、ICTの効果的な活用が期待される。個別最適化が必要なため、学習障害の子供たちの困り感を理解し、ICTを使った支援の提案ができる人材を育成することで、校内において児童・生徒・教師をサポートできるようにできないか。

<花井教育長>来年度行う発達支援コーディネータ研修会で、合理的配慮の具体例としてこれまで研修プログラムになかった読み書き困難な子どもへのICTを使った支援方法について実例を交えた研修を積み上げていく。


3、<めぐみ>学校のデジタル化(欠席届、アンケート等)の支援が必要と考えるが、いかがか。


<伊熊学校教育部長>欠席・遅刻連絡のオンライン化は、本年度導入予定のクラウド型メール配信市してむと合わせて、運営開始を予定している。書面のよる手続きの余地も残すなどの配慮もしながら、連絡手段のデジタル化に向けた取り組みを推進していく。

 

<めぐみ意見>

小中学生1400人を超えている不登校生への「学びの保障」としても、ICT活用ができないか、ぜひ検討していただきたい。適応指導教室だけではなく自宅にいる子どもへの学びの保障も進めてください。

 

読み書き障害、学習障害の児童・生徒について、診断されておらず、保護者が気がついていないけれど、支援や合理的配慮を必要とする子がかなりいる。授業についていけなくなり、不登校になるケースも少なくない。診断の有無にかかわらず個々にあった学び方を提供できるようにしてください。

 

読み書きの困難さがどこから来ているのかを明らかにし、デジタル技術の活用や教科書のデジタル化など、子どもの読み書きを支援できる方策に結びつけるように特別支援コーディネーターをはじめ、教員への研修をお願いする。 エジソンアインシュタイン学習障害だったと言われている。どの子の可能性を潰さない、浜松の教育をぜひ進めていただきたい。



学習障害の子の保護者の方から、提供していただいた実際のノート

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皆さんは「書けている」と言うかもしれません。でも彼はノートにある「表」も「持」も見なければ書けません。必死に黒板の字を見て記号のように書いています。(小学3年生)。
先生から「この子はやればできるんです」と書き取りやドリルなど他の子とおなじように完璧にやり直させることが繰り返され、苦しくなって、不登校になってしまったと。

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同じ文章の感想をで書いたもの、タブレットを用いて書いたものです。手段が違うことで、成果がこれだけ違います。

一般質問2020 その2デジタルスマートシティ

昨年10月鈴木市長は、デジタルの力を最大限に活かし、都市づくりや市民サービスの提供、自治体運営に“デジタルファースト”で取り組み、持続可能な都市づくりを推進すると宣言した。しかし、デジタルファーストで目指す方向性の中には、残念ながら市民活動、生涯学習、地域活動などのフィールドについては言及されていない。さらに、実際にデジタル技術を使いこなせていない市民は置いてきぼりになってしまっている。PayPayもzoomも使える人にとっては大変便利なツールですが、そこへのアクセスができない人たちにとっては、不公平感が残っている。

1、<めぐみ>デジタルデバイド情報格差)を少なくするために、今後どのような施策をしていこうと考えているのか、特に高齢者、低所得者障がい者に対して、どのように考えているのか。

<鈴木市長>
将来像を「繋がる未来」を共創とすると共に、必要な視点や基本原則の中で、市民を中心にした取組の推進や包摂的で多様な社会を目指すことを位置付けている。

今後、市民自らデジタルを活用できるような施策の充実を計ると共に、「デジタル・ファースト」を推進することで、高齢者や障がい者などに充分配慮しながら、包摂的で安全安心な地域づくりを進めていく。


2、<めぐみ>各協働センターに高速インターネット回線を導入すべきと、考えますが、どうお考えですか。

<朝月デジタル・スマートシティ推進事業本部長>市民の皆様の活動拠点である協働センターへの来年度のWi-Fi整備について検討していく。


3、<めぐみ>指定管理者が運営する文化施設などのインターネット回線導入については、市の負担ですべきと考えるが、いかがか。

<朝月デジタル・スマートシティ推進事業本部長>施設ごとのニーズや他都市の状況などを総合的に勘案し、インターネット回線の整備や費用負担について検討していく。

4、<めぐみ>生涯学習、市民活動、自治会活動のICT活用、デジタル化推進を支援するために、相談窓口設置やセミナー実施などすべきと考えるが、いかがか。

<朝月デジタル・スマートシティ推進事業本部長>各団体のデジタル活用を支援するため、活動拠点である協働センター等でのICTに関する講座の拡充や自治会を対象とした研修会の開催を検討していく。先進的な取り組みを共有し、横展開を促進していく。

 

<意見>
今年の春、新型コロナウィルスに関して様々な支援策などが提示されました。視覚障害の方へは、点字か、ホームページの情報提供でということでした。視覚障害者の方でも点字を読める人は限られていて、ホームページに掲載されていた情報はP D F保存、つまり画像だったので、読み上げソフトを活用しても読むことができず、情報を得ることが困難でした。配慮する際、当事者にぜひ聞いてください。
 
デジタルスマートシティは、誰一人取り残さないデジタル化でなくてはなりません。デジタル化を進める時には、高齢者や障害者の意見も聞いて進めていただきたいと意見します。
 

一般質問2020 その1 <テーマ>共助、公助を改めて考える

<テーマ>共助、公助を改めて考える

テーマを選んだ理由

私自身のこれまでの活動を振り返ってみますと、女性や障害者との活動において、大事にしてきたことは「当事者を無視して、勝手に当事者のことを決めない」、「自分のことは自分で決める」という点です。「女性なんだから、、、こうあるべき」「女性だから、我慢しなくてはならない」「障害者には無理だから、健常者が決めてあげるよ」ということに対して異議申し立てをし、そこからの解放を求めていく活動をしてきましたし、今もそうしてきています。

 

しかし、支えである共助や公助がほころんでいては、自分のことを自分で決められません。今回の質問は、「自分のことは自分で決め、進めることができるために」浜松の共助や公助について、改めてどうあったらいいか、考えていく質問としました。

 

他の議員からの質問でも話題に上がりました、「自助・共助・公助」ついてですが、私は共助と公助が自助と横並びになけ

ればならないと思います。これら三つが補完し合い、一つになって支えていくことが必要だと思います。

公助と共助の両方から「私たちもできるだけの応援をするから、あなたもできることを頑張ろうよ」と言われたことで、まさにその人の自助、自決、自律が始まります。

 

「あなた自身の人生、あなたが決めて、一歩進んでください。そのためには共助も公助も、あなたを応援します」そんな浜松にしていきたいと思います。

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<めぐみ活動予定 12月1日>

暖かい12月スタートとなりました。
1日に、一般質問を行いました。
 
<速報>
昨年、中学校の校則見直しを求めた質問、その後、8割の学校が何らかの見直しをした。
犯罪被害者支援条例を制定を検討する
協働センターにネット回線を検討する
学校への欠席届、アンケートなどをデジタル化にする
市職員の社会貢献活動の基準を明確化する
 
<めぐみ活動予定 12月1日>
1日(火)一般質問
     めぐみ質問
2日(水)一般質問
3日(木)環境経済委員会
5日(土)弁天島舘山寺湖上舞台
6日(日)子ども虐待防止策イベントin静岡2020
8日(火)春野中学校
11日(木)議会運営委員会
14日(月)全員協議会、本会議(11月議会最終日)

<めぐみ活動予定 11月15日〜>

<めぐみ活動予定 11月15日〜>
11月議会が始まります。浜松市議会では、年に1回だけ議会での質問ができます。
私は、今回「共助、公助改めて考える」をテーマに、デジタルデバイド情報格差)をなくす、教育の情報化、多様性を認める学校に、犯罪被害者支援、男女共同参画の視点からの防災、市職員の社会貢献活動などを質問します。
 
12月1日(火)午後1時から
 
 
11月
15日(日)磐田女性議員を増やす会
16日(月)浜松の福祉を考える会
17日(火)本会議(11月議会初日)
18日(水)MaaSプロジェクト実演デモ
19日(木)質問通告日
20日(金)子どもの貧困コロナ前と後
21日(土)共同親権についてwebセミナー
     献血活動(イオンタウン浜松葵)
26日(木)本会議
27日(金)日本応援子育て会議、議会運営委員会
28日(土)浜松の福祉を考える会(zoom)
29日(日)姫まつ倶楽部
     不登校生のための進路相談会
30日(月)全員協議会、代表質問
12月
1日(火)午後1時から めぐみ一般質問