「人間の心って、結構もろいんです。
そんなに強くないです。
急激な変化に弱いのです。」
そんな話から始まったＮＰＯ法人遠州精神保健福祉をすすめる市民の会（Ｅ-ＪＡＮ）のメンタルヘルスセミナー。今日の講師は、浜松医科大学教授 森 則夫先生。
ここ最近、うつに関する相談が増えてきているなと思ったら、やはり日本で、うつの方が増えてきていて、２０人に１人の割合だそうだ。
うつの発症は女性が男性の２倍だが、自殺をはかる人は男性の多い傾向があるようだ。
子どものうつも増えてきていて、児童・生徒の２％前後と言われているが、大人とはパターンが違っているようだ。しかし、まだ研究が進んでいず、よくわかっていないのが現状だそうだ。
現代のように、複雑でストレスの高い社会は、人間の心に与える影響は大きい。
眠れない、食欲はない、いらいらする、やる気がでないなどの症状が２週間以上続いているようだったら、専門家に看てもらうことが必要だ。
それにしても、人間の心を病ませる「現代社会」。どうやって変えていったらいいのだろうか。とてつもない大きな宿題をもらってしまった。
