浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

浜松の元祖キャリアウーマン

政令指定都市の中で、浜松は女性の就業率が一番高い都市(厳密に言うと、まだ浜松は政令指定都市になっていないが)。平たく言うと、浜松は働く女性が多いまちなんだ。

実は、現在だけでなく、江戸時代から明治時代にかけて、事業を起こし、地域産業を支えた先輩女性が浜松にはいたのだ。

その人の名前は「小山みい」。


小山みいさん(1821年〜1892年)は、遠州三大産業のひとつである綿織物の事業化に努力した人。みいは、1840年、芳川の都盛から上中島村(現在の中島)の小山豊太郎に嫁いできた。藩士の家に奉公して機織りの技術を習得し、それを女性たちに広めていった。その後、同業者を募め、永隆社を組織し、粗製濫造を正し、遠州木綿織の発展につくした。遠州地域のマニュファクチュアの芽生えに寄与した。

小山みいの功績をたたえた灯籠が、蒲神明宮にある。(写真参照)

小山みいさんは、浜松のキャリアウーマンの元祖。こういう女性が浜松にいたことを誇りに思い、勇気と元気をもらう。