浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

過酷な学校環境

今年の夏は異常な暑さで、9月の半ばになっても日中はまだまだ暑い。熱中症の心配もつきない。

そんな中、お母さんたちから、各学校の様子が報告されてきた。

「運動会の練習で、二時間続けて炎天下での体育の授業。100mダッシュを何度もし、お昼が食べられなかった」

「隣の学校はエアコンが入っているが、うちの学校には扇風機すらない」

「昼間の暑い時間に家に帰ってきて、子どもが頭痛いと言った」

「大きなテレビより、扇風機が欲しかった」という子どもの声。

浜松市内の小中学校では、自衛隊の飛行エリアに入っているためエアコンの入っている学校、PTAのバザーなどのお金を使って扇風機が入っている学校、扇風機すらない学校がある。

現在、どのくらいの学校に扇風機が入っているか調べてもらっているが、子どもたちの学校環境に目がいっていないなあとつくづく思う。

風のない、厳しい暑い日に、40人の子どもたちが1つの教室で汗をかきながら、勉強しているかと想像すると、豊かな国の日本の教育現場なんだろうかとさびしい思いがする。

扇風機すらない状況で、昨年の国のスクールニューディール政策で各教室の1台デジタルテレビが入っている(確か電子黒板も入れて、浜松市全体で7億6000万円の予算だったと思う)。
同じお金、各自治体や各学校で決めることができたなら。。。。

過酷な状態は、中学校ではさらにすごい。
炎天下の体育の授業で、帽子がないのだ。聞くところによると、帽子を着用するためには「許可」を得なくてはならない学校が多いようだ。
小学校までは、外に行く時は「帽子をかぶりなさい」と言っていたのに、なぜ中学では帽子はいらないんだろう。

「許可」というのは、紫外線アレルギーなどの病気のある子どもに許可するという話であって、熱中症や紫外線対策のために積極的に帽子をかぶろうということではない。

子どもたちが倒れてからでは遅すぎる。