浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

本当に黒字?モザイカルチャー

今日の新聞で、昨年開催されたモザイカルチャーが920万円の黒字で終わったと報道された。

早速、決算を見せてもらったが、収入は「公益的収入」と「営業収入」「雑収入」と3つしかなく、詳細はわからない。

そこで、口頭での説明を受けた。公益的収入には、浜松市からの負担金が3種類と県補助金、出展参加都市からの負担金などがある。

市からの負担金のうち、
ひとつは事業費相当分4億円で、以前私が一般質問で「予算であげている市から負担金4億円が増えることはないか」と質問をしたところ、「4億円程度を基本としながら計画を進めていく」という答弁があったものだ。

もうひとつは、人件費の負担金。協会に職員を派遣するので、その分の負担金だ。


もうひとつが私が疑問に思う負担金。
協会に直接企業が寄付をしても、寄付控除を受けられないので、市が以前より持っている「花とみどりの基金」に入れて、再度取り崩すして、負担金とするようになっている。今年度当初予算では2億5千万円を予定していた。しかし、実際には1億3千万円しか集まらなかったそうだ。決算では、基金から2億1千万円取り崩すことになっているそうだ(口頭の説明)。となると、企業から寄付以外の8千万円はこれまで貯めていたお金(市の積み立てや篤志家からの寄付)を使うことになるようで、公金支出であることは変わりない。

モザイカルチャーは、花とみどりのためになっているから、基金を使うことはいけないことではないと思う。でも、結局寄付が集まらなかった=予算どおりではなかったことではないだろうか。

900万円黒字という数字だけが表に出て、「よかった、よかった」と流すのではなく、やはりしっかり市民に明らかにすべきだと思う。