浜松HAPPY化計画ブログ

鈴木めぐみが見つけてきたあんなコト・こんなコト

シティプロモーション研究の報告

議員に支給されている政務調査費(1人当たり1月15万円)を活用し、東海大学河井孝仁教授に調査の委託をした「浜松市のシティプロモーション調査報告書」がまとまってきました。
 市民と行政と専門家と議員が協働して、調査研究をし、まとめあげたものです。

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 浜松市は、平成18年3月に「シティプロモーション戦略」を策定し、平成22年度は、シティプロモーション事業費として6850万円の予算が計上されている。私はこれまでずっとシティプロモーションの動きを注意深く見ていた。市外へ浜松を宣伝する、売り込むという視点からのアプローチは、多くのメディアに取り上げられその点については評価できる。しかし「浜松の何を誰にどのようにPRするのか」が曖昧であり、戦略と戦術、作戦がうまく噛み合っていないのではないかと感じていた。では具体的にどうしたらいいのかを提案するためには、専門的な調査研究をする必要を感じていた。

 そこで、「シティプロモーション・地域の魅力を創るしごと」というタイトルの本を書かれている東海大学河井孝仁教授(浜松市在住)に「浜松のシティプロモーションを一緒に研究してくださいませんか」と話を持ちかけたところ、快く受けてくださった。河井先生の提案で、NPO法人を運営している女性、1年前に浜松に転入してきたマーケティングの専門家の女性、市担当者、そして私も含めた5人で研究会を立ち上げ、異なる立場から研究&議論をした。議員一人あたり、月15万円支給されている政務調査費を活用し市民と行政と専門家と議員が協働して、調査研究する新しいスタイルを目指した。そして、研究会の成果の一部を私の一般質問に反映させると同時に報告書にまとめることを目標とした。
 
 9月議会では、この研究会の成果を受け、「市民一人一人が浜松に誇りと愛着を持ち、シティプロモーションの推進主体になるため、積極的かつ総合的な戦略をつくるべきだがいかが」などを市長に質問をし、活用させていただいた。

 ここに、1年間の報告書がまとまってきた。この調査研究の成果を無駄にすることなく、読んでくださった市民の方からの意見も取り入れて、今後の政策提言に活かしていきたい。

浜松市シティプロモーション研究会報告書.pdf 直